再訪 静岡県立美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」展

7月5日に開催した特別講義でも紹介していただいた静岡県立美術館の「カナレットとヴェネツィアの輝き」展(7月27日〜9月29日)に尚さんと出かけました。アタシは開催第1週目の7月30日に演習(ゼミ)のメンバーといっしょに観ていましたので2回目です。

入り口に置かれているカメラ・オブスクーラを確認したあと、「第1章 カナレット以前のヴェネツィア」でヴェネツィアの鳥瞰図などを鑑賞します。カナル・グランデ(大運河)は運河というよりはほとんど海です。
20240907-105738 20240907-105812

カナレットの作品が登場するのは「第2章 カナレットのヴェドゥータ」「第3章 カナレットの素描と版画」からです……、というか、ここにかぎられます。17点というのが多いか少ないかはわかりかねますけれど、たぶん、たとえばイギリス王室所蔵のものでも50以上はあるはずなので、作品数からするとわずかしかありません。でも、少数とはいえその色彩や明るさ、こまかな描写や筆致は十分に楽しめます。
20240907-110742

20240907-111057 20240907-111222

20240907-111730

20240907-111834

20240907-112233

18世紀イギリスの社会文化史からするとおもしろいのが歓楽園(Pleasure Garden)の描写でしょうか。なぜこのようなあやしげな場所を描くかな。
20240907-111926 20240907-112029

グアルディやターナやシニャックもモネも「第4章 同時代の画家たち、後継者たち」「第5章 カナレットの遺産」に登場します。収蔵品の風景画とともに楽しみましょう。
20240907-114332 20240907-114526

|

暑い

今の住所に引っ越してからまだ1年がすぎていない。ということはつまり、まだ真夏を経験していないということです。その点では、こまちとごえもんもおなじで、それぞれ11月3日と12月23日にうちの子になったから、この家での真夏はこれから経験することになります。だいじょうぶかな。

そのふたりのためだけに毎朝、エアコンをつけて出勤しています。はいはい、同僚よりも、学生よりも、ようするにいかなる人間にたいしてよりも、ネコさまおふたりにやさしいアタシです。

困ったことに、このところはことのほか、暑い

めっちゃ暑い。

朱字にしたいくらいに暑いので、備忘のために気温を残しておくことにしました。
7月4日(木)39.3℃
7月7日(日)40.0℃
7月20日(土)38.9℃
2024年7月3日まで、1940年1月からの観測史上でもっとも日最高気温の高かったのは1995年8月28日の38.7℃とのことです。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rank_s.php?prec_no=50&block_no=47656&year=&month=&day=&view=
この先が思いやられる orz

|

特別講義「モネ、ホイッスラー、シニャックの描くヴェネツィア——国際都市の輝き——」

おひさしぶりです。つまるか、つまらないかは別にして書類や審査の締切に追いまくられました。あー、しんどの5月、6月です。

それでも気持ちのよい企画を実現できています。今年度もおとなりの県立美術館から貴家映子さんを講師にお招きしました。7月27日からはじまる展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」にあわせての開催です。登録不要、どなたでもご参加いただけます。

【特別講義】
モネ、ホイッスラー、シニャックの描くヴェネツィア——国際都市の輝き——
日時:2024年7月5日(金)10:40~
場所:静岡県立大学国際関係学部棟1階3107講義室
講師:貴家 映子 氏(静岡県立美術館主任学芸員)

「英米文化論A」という授業のなかでの1コマです。ふだんからハイブリッド形式でおこなっていますので、オンライン会議システムでの参加も可能です。ミーティングIDとパスワードは添付ファイルの「お問いあわせ」連絡先におたずね願います。
ダウンロード - e8b2b4e5aeb620240705flyer.pdf

すでに終了してしまいましたが、先週には田村理さんをお招きして特別講義を実施しました。とても勉強になる,内容の濃い講義でした。
ダウンロード - e794b0e69d9120240619flyer.pdf

|

名古屋近代イギリス研究会のおしらせ(2024年7月27日開催)

幹事の方からのメールを一部を編集して転載します。

─────────────────────────(ここから
新緑の美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
前回はオンライン研究会でしたが、多くの方にご出席いただき充実した研究会になりました。
ありがとうございました。

次回の研究会は7月27日(土)に開催いたします。(下記参照)
名城大学の西山徹さんが「ジェイン・オースティンにおける父権と契約——『分別と多感』Sense and Sensibility を中心に——」というタイトルでご報告されます。
この研究会では多くはない(もしかしたら初めて?)文学を題材としてご報告です。
学期末のご多用の時とは存じますが、多くの方のご出席をお待ちしております。

なお、場所は中京大学ですのでお間違いないようお願いいたします(昨年9月の研究会と同じです)。 
末尾にキャンパスマップ等をつけました。

また終了後は、懇親会も予定しております。こちらもご予定いただければ幸いです。

では、7月にお目にかかることを楽しみにしております。


日時: 2024年7月27日(土) 14:00〜18:00
場所: 中京大学名古屋キャンパス14号館4階「経済学部会議室」(キャンパスマップ等をご覧ください。)
報告者: 西山 徹(名城大学・経済学部)
報告タイトル:
 ジェイン・オースティンにおける父権と契約
 ——『分別と多感』Sense and Sensibility を中心に——

連絡先: 奥田伸子

中京大学名古屋キャンパスアクセス
http://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h1.html
キャンパスマップ
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
地下鉄「八事」駅5番出口を出て、西門から入ると、左手奥のL字型の建物の4階です。
・「経済学部会議室」を含む14号館3・4階の配置図
http://www.econo.chukyo-u.ac.jp/undergraduateIntro/facility.php

|

こまちとごえもんの公式誕生日

こまちとごえもんは保護猫です。アタシたちは「ずっとのおうち」を提供する被譲渡者にすぎません。いちおうママさん&にいちゃん&パパさんとなってはいるとはいえ、二人の誕生日は不明です。

こまちが家にきたのは2023年11月3日でした。そのとき、保護主さんからは「7ヶ月目くらいです」(いわゆる仔猫の成長後期)と聞きました。ごえもんがきたのはクリスマスの前々日ですが、ふたりはきょうだい猫であることもうかがっていましたから、誕生日はおなじとしてよいでしょう。そこで、尚さんと相談して、誕生日を11月3日から6か月後の5月3日にしようということになり、今日にその当日をむかえました。なんやらイギリス国王の公式誕生日みたいね。

Happy Birthday Komachi & Goemon!
お誕生日、おめでとう。

Img_0001

Img_0002

|

chromeOS Flex を入れてみた

東芝の dynabook R731/C という13年前に発売された Windows 7 マシンをもっています。5年落ちを中古で手に入れて業務用に使っていました。主たる仕事は Mac mini や MacBook Air でやっていましたし、いまもやっていますから使い途はかぎられます。MacOS と Windows でおなじソフトなのに微妙にちがう、しかもアウトプットのところでちがうという、Mac 使いが嘆息するいつもの問題に対処するためでした。

使いはじめて2年もしますと速度や不安定さに不満が募りました。Core i5 の第二世代ですから察してください。ようするに、あまり起動させなくなります。捨ててもよかったですけれど、何となくためらううちに2020年に突入し、たまたま自宅でこれまた数年落ちの Dell を使いはじめると、職場に置いたままのダイナくんは深い眠りに入りました。

2022年春から職場に復帰してためしたのは Ubuntu の導入でした。とはいえ、コマンドの一つもわかっていない身では、ときどきでてくる「内部エラーが発生しました」メッセージがこわくて長時間は使えません。ダイナくんが32ビットであることもあってとにかく不安定でした。
どうにかせなあかん
ですが、あとは廃棄処分しかないか、自宅のおなじ型番のは新聞で見たリネットジャパンでやってもらいましたから、おなじやり方でやるか、と思案しては忘れ、忘れてはときに思いだすような時間がすぎてゆきます(いつものこと

そこへ2月なかごろでしたか、何気なく Windows 10 のサポート期限の記事を見ていて ChromeOS Flex を知りました。Flex のつかない ChromeOSマシンを使っていたことがあって、軽くて起動や動作が速いこと、OSの更新が容易なこと、アプリは基本的にオンラインのみのことはわかっており、ロートルマシンにはお似合いかもしれない予感します。2月下旬の恒例行事を経て、つい先ごろに導入してみました。やり方はこちらの Google のサイトにあります。

USBメモリのインストーラをつくるのに要したダウンロードの時間以外はあっさりでした。しかも Google のアカウントでログインして起動させると ChromeOSマシンの環境がほとんどそのまま再現されていました。おかげで何もする必要がない (≧∇≦)

見た目は↓な感じです。
電源投入
Img_0350
起動した直後(じつに殺風景 ヾ(^。^*)まぁまぁ
Img_0351
何もしなくても入っていた ChromeOSマシン のアプリ
Img_0352
もちろん Google のアプリは使える。
Img_0353
電源を落とすときも速い
Img_0354

ほとんどがオンラインでできるので dynabook についている 250GB の HDD すらじゃまに感じます。メールを打ったり打ちかえしたり、YouTube を見たり、書類のちょっとした確認には便利に使えそうですし、すでに使いました。干支がひとまわりしたPCでもこうですから、チョイ古の捨てがたいPCならもっとよいかも。ちなみにもとのOSはなんでもOKです。

|

Don't Stop ネコハラ

この記事を見て笑いころげました。
https://smart-flash.jp/lifemoney/274890/image/1/?rf=2#goog_rewarded
とくに最後の「かわいすぎて何も手につかない」はまさに「それ!」です。
 
早朝から鈴の音と爪研ぎの音と掛け布団の占拠によって起こされても、昼にはPCで作業をしているといつのまにか横に鎮座ましましていても(つぎの瞬間には目の前を横切る)、夜には湯上がりにつきまとわれて「チュールくれ」の圧をかけられても、それでもほんとうにかわいいから許せてしまいますし、見ているだけで幸せになれます。事情があったでしょうけれど、このふたりを放棄した人の感覚はわかりません。こまちとごえもんはかわいいし、朝に出かけるときに見送ってくれたら、それだけでいち日がしあわせにすごせます。
 
ふたりには「ずっとの家」でゆったりと暮らしてもらいたいものです。
 
20240203-091837
 
20240113-121904
 
20240210-110559
 

|

«レイム・ダック(lame duck: 足の不自由なアヒル、死に体)