達人お二人〔旧ウェブサイトより転載〕

6月に入ってすぐ、長谷川先生のご逝去を知りました。賀状のやりとりはつづいており、お身体の調子がすぐれないことは知っていたのですが、ここ10年ほどはお目にかかる機会もなく、不義理な学生でした。ふりかえってみると、愛知県大の日本西洋史学会の懇親会で乾杯のあいさつをお願いし、「あれとこれとしゃべろうかな」とお話ししたのが、直接にことばをかわすことのできた最後の機会となってしまいました。

國原先生のご逝去もおなじように知ることとなり、「栗田くん、ご精進ください」と贈ってくださった栞をひっぱりだしてしんみりとしたところです。さらに、連想ゲームのように、以前につくっていたウェブサイトにお二人の写真を登載してページをつくっていたことを思いだし、この機会にこちらにのせて残しておこうときめました。

近代史をやっていますが、ラテン語が好きで、古代ローマにあこがれる学生にしていただき、感謝しています。そのぶん、中世史はまったくの不勉強でまったくの暗闇ですが(苦笑)。


以下にもとのページを再現します。
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イギリス史研究会第42回例会のご案内

幹事の方からいただいたメールを転載します。

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イギリス史研究会第42回例会を下記の要領で開催いたします。

今回は、ドイツ近代都市史・都市計画史やイギリスの都市計画運動などについて研究されている馬場哲氏にご報告をお願いしています。馬場氏は、ドイツとの関連でイギリスの都市計画運動に多大な関心を持たれ、昨年刊行の著書『ドイツ都市計画の社会経済史』でも、第Ⅳ部はその研究に当てられています。また、コメンテーターには、『近代英国実業家たちの世界:資本主義とクエイカー派』(1994年)や『禁欲と改善:近代資本主義形成の精神的支柱』(2017年)などの著書で知られ、またB・シーボーム・ラウントリーなどにも強い関心をお持ちの山本通氏にお引き受けいただきました。ご多忙中とは存じますが、何卒ご出席賜りますようお願い申し上げます。

10月開催予定の第43回例会については、後日改めてご案内をさせていただきます。そちらの方も奮ってご参加願います。何卒、宜しくお願いいたします。


日時  7月1日(土)午後2時 ~ 午後6時
会場  明治大学駿河台校舎(JR御茶ノ水駅)リバティ・タワー1146教室(14階)

報告者とテーマ
馬場 哲 氏(東京大学大学院経済学研究科)
「20世紀初頭におけるイギリス都市計画運動とドイツ」

コメンテーター
山本 通 氏(神奈川大学名誉教授)

[関連業績]
馬場哲(2016)『ドイツ都市計画の社会経済史』東京大学出版会
Ashworth, W. (1954), The Genesis of Modern British Town Planning: A Study in Economic and Social History of the Nineteenth and Twentieth Centuries, London.〔邦訳W・アシュワース(下總薫監訳)(1987)『イギリス田園都市の社会史―近代都市計画の誕生―』御茶の水書房〕

世話役 新井由紀夫(お茶の水女子大学)・佐藤清隆(明治大学)

【連絡】
次回以降、世話役は佐藤が退き、新井、永島剛(専修大学)、山本信太郎(神奈川大学)が担当することになります。また連絡担当は新井から山本に交代いたします。今後とも宜しくお願いいたします。

以下、馬場哲氏によるご報告の要旨です。ご参照下さい。

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すばらしきアメリカ史研究(いただきもの)

今週はアメリカ史研究からいただきものがありました。春秋に富む方が博士論文を出版したものとながらくおつきあいくださっている方々が科研の成果を発表なさったものです。先週の学会といい、今週のいただきものといい、おのれはいったい何をしているのかと焦燥感は高まるばかりですが、いやまあとりあえずは目先のことと死体解剖云々の研究文献を読むことをやっていくしかありません。後者はそれこそ卒論を書く学部生のような、素人っぽさ丸出しの仕事ぶりです。

月曜日にご本人からいただきました。第2部の「船乗りの生きる世界」が陸地を前提に展開してきた歴史研究を刷新する可能性を感じます。地域研究を陸地で区切る必然はありません。

20170526a

笠井俊和『船乗りがつなぐ大西洋世界――英領植民地ボストンの船員と貿易の社会史』(晃洋書房)。


木曜日に帰宅するととどけられていました。編者、執筆者のお二人からのいただきものです。代表制やジェンダーと公共圏の問題群は、かつてくわえてもらっていた「近代イギリスと公共圏」の研究グループとも共通する、そして、論じるにあたいするテーマであると思います。

20170526b

遠藤泰生(編)『近代アメリカの公共圏と市民――デモクラシーの政治文化史』(東京大学出版会)。

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『痛みと感情のイギリス史』合評会

いただきものとして掲載し、つたない感想を述べる前に研究合評会のお知らせをいただいてしまいました。いろいろな意味で美しい作品であるだけに、評される機会が多く早いのもむべなるかなといったところでしょうか。イギリス史研究会からいただいたメールを転載します。

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【公開セミナー】
歴史学と感情研究―『痛みと感情のイギリス史』合評会―

日時:6月17日(土)13:30~17:30
会場:東洋大学(白山)10号館1階  A105教室

森田直子氏(立正大学・近代ドイツ史)
 《ちちんぷいぷい、痛いの痛いの、飛んでいけ!》-痛みはどこへ

坂本邦暢氏(東洋大学・科学史)
  情念の存在理由―学問史からの接近

痛み・感情研究と文化史の展開、歴史学の現在についてフロアのみなさんと考えるラウンドテーブル。
『痛みと感情のイギリス史』執筆者から4名が出席します。
詳細は添付を、また最新情報は下記をご覧ください。
https://www.facebook.com/Itami2017/

主催:東洋大学井上円了記念助成 
   人間科学総合研究所プロジェクト「グローバル時代の歴史学」
問iい合わせ:東洋大学人間科学総合研究所(後藤・渡辺)
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名古屋近代イギリス研究会(7月22日)のお知らせ

研究会の幹事の方からのメールの一部を補修して、転載します。

みなさま

奥田です。
新緑の美しいころとなりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
新年度の講義も軌道にのり、お元気でご活躍のことと存じます。

さて、下記の要領で名古屋近代イギリス研究会を7月22日(土)に開催します。スコットランド研究の第一人者、富田理恵さんに最新のご研究の報告をしていただきます。
前期末が近づく日程ではありますが、多くの方のご参加をお待ちしております。
なお、今回は会場が名古屋市立大学滝子キャンパスです。お間違いないようお願いいたします。
研究会終了後は懇親会も予定しております。こちらのほうもふるってご参加ください。

では、7月にお目にかかることを楽しみにしております。

報告者 富 田 理 恵 氏
報告タイトル 万人司祭の原理とスコットランド近世史(1560-1690年)――水平と垂直の聖餐式――
日時 2017年7月22日(土) 14:00~18:00
会場 名古屋市立大学滝子(山の畑)キャンパス人文社会学部棟(1号館)・6階 614号室(現代社会学科会議室)
http://www.nagoya-cu.ac.jp/access/takiko.html

懇親会は、地下鉄桜山駅付近を予定(予約の都合上参加申込が必要です。7月14日までに奥田にお願いします。)
連絡先 奥田伸子 (okudaここにアットマークをいれてくださいhum.nagoya-cu.ac.jp)

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奥田 伸子
名古屋市立大学 人間文化研究科

Nobuko OKUDA
Graduate School for Humanities and Social Sciences
Nagoya City University

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ボス交

ゼミの学生あたりに話してもほとんど語彙にないことばです。ふつうの国語事典には掲載されていません。そこでグーグル先生に頼んで検索してもらうと、ボス交とは……、

「ボス交渉」の略。大衆のいないところで、ボスだけで物事を決めること。 http://hyogen.info/word/1387986

となっておりました。学生自治会や労働組合のときにつかっていましたけれど、これ、大っ嫌い。いまの職場でも「内々の○○では」とかいう発言を聞くたびに、お猿さんか、とか思う。

何年か前のツイートをふりかえると、

気がつけば、ボス交だらけである。実際は私的に立ち話しただけなのに、「××長は前向きに検討するとのことでした」と虚言を弄し、平然と他人に圧力をかける者をどうしたら信頼できるか。

とつぶやいていた。

今日もまたメールで……
(  ̄ o ̄)oOO

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芳春凱喜2017

芳 春 凱 喜

 おすこやかに初春をお迎えのことと存じます。

 旧年にはひさしぶりに集中講義に呼ばれ、史資料を学生のみなさんと読みなおす機会をあたえられました。異なる地域・時代の政治や社会についての研究をうかがうこともできて、しあわせな時間でした。

 子ども二人ははたらくことのあれこれを考える年齢になりました。恭輔は新卒で就いた外食の仕事をやめ、しばらくして有期契約の仕事を得ました。図書館ではたらいています。一生は修士の2年生です。ラボのつとめをこなしつつ、論文を作成しなければなりません。従容不迫を地でゆく尚子を範として、見まもっていきたいと存じます。

 本年も変わらぬご交誼のほど、よろしくお願い申しあげます。

 2017年1月

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