いただきもの(長崎口からきた一品)

  ごぶさたしております。毎日が遠隔授業だらけの今日このごろ、いかがおすごしでしょうか。準備と本番だけでおぼれそうなところに、アレの仕事とか、これの業務とか、それの雑役などがポッと湧いてでますと、「過労死」の文字がうかんでまいります。まぁ、通勤にかける時間がない分、あるいは、突然の訪問にそなえる必要がない分、なんとかトントンで勘定があっているかもしれません。

さて、全国的にしんどい日々がつづくなかでも、いただきものがありました。江戸時代に四つあった外国にたいする口のひとつ、長崎の四半世紀来の友人からです。はじめてお目にかかった機会は山口大学での西洋史学会でした。長いな〜。

今回のいただきものは短いエッセイ集ですが、連続した二つを担当なさっています。ひとつは「絶対王政の統治構造——社団、儀礼、公共圏——」、もうひとつは「近世のパリ——王権による首都統治体制の形成——」です。前者は二宮宏之先生流の社団とベルサイユの儀礼に既視感をおぼえましたが、公共圏のところは比較史的に論じられていました。後者は、お得意の治安維持にからめたポリス改革についてです。「ルイ14世の親政」というエッセイもあって、やや窮屈なところにはめられてしまった印象もなきにしもあらずでした。

いつまでもおぼえていてくださるご厚誼を深謝します。

20200703-102812 中野隆生・加藤玄(編)『フランスの歴史を知るための50章』(明石書店、2020年)。

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10年ほど前の自分に感謝 (≧∇≦)

職場の部屋でくすぶっていたものたちがいます。古いプロジェクタや更新した WiMAX 親機、書類のボックス、三脚などなどです。10年くらい前に買ったという以外に一つの共通点があって、確認のために画像1点をご覧にいれましょう。

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そうです。あきらかに小型です。三脚は机から立てると目の高さくらいにしかなりません。というか、その高さで使うべく買ったものです。Webカメラも、カメラとしてみれば小型でしょう。スマートフォンやコンデジとくらべてみてください。

在宅勤務がはじまるころにまだ接続して使えるかどうかを確認し、自宅にもち帰りました。でもって、わりと役になってうれしい (≧∀≦)

Webカメラと三脚は「オンライン栗ゼミ」を開催するのには欠かせません。MBAにはカメラがついていますが、どうしても下から上方向に撮るかたちとなりますし、画角がかぎられます。ロジクール社の HD Pro C920 は300万画素、30fps とスペックは古いですが、レンズがよいのか、移りは満足のゆくところです。単純につかうにはよいカメラといえます。SLIKのミニ三脚とあわせれば、こたつでつかう分には申し分ありません。

ピコプロジェクタはもともと iPad や iPod touch とつなぐために購入したものです。Keynote でプレゼンするのにときどきつかっていました。また、購入したころは職場にまだプロジェクタの設営されていない教室があり、そこでの授業につかったりしたこともあります。

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で、今回は何につかっているかというと、資料の確認や動画の再生です。PCで見られないわけではないものですけれど、MBAにしろ、Latitude にしろ、手持ちのものは好みの関係で13インチの画面です。さすがに動画では小さい。というわけで、自宅の机の前の壁に投影し、大きな画面で確認できるのはありがたいです。ちょっと暗いけれど ヾ(^。^*)まぁまぁ

今回のタッキンにもっとも役立っている(当社比)といえるのが、Aterm WM3800R という WiMAX の親機です。現在は Speed Wi−Fi NEXT WX05 という WiMAX 2+ とLTEを切り替えられる機種に更新してつかっていますけれど(これはこれでバッテリ以外の不便を感じません)、Aterm は自宅の固定回線の Wi-Fi を中継できます。じつは、アタシの自宅の机はテレビのある居間にあり、昼間は尚さんが撮りためた番組を見たりしますから、かならずしも授業に適した環境とはいえません。子ども2号が独立しましたから、その部屋でやることにして気がつきました。そう、

居間におかれた Wi-Fi 親機からくる電波が微弱である orz

という事情です。自宅の最奥に位置する子どもの机まで、いくつかの壁を突き抜けなければならないので電波も弱くなろうというものでしょう。2週間ほどは Speed Wi-Fi でやっていまして、速度も帯域もとくに問題は出なかったですが、いざ動画みたいな場面になるかもしれません。そこはやはり固定回線で、というので中継器が必要です。量販店に行くのは何となく気がひけまして、思いだしたのが2代前の Aterm でした。ほかの機械を充電する機能もあって職場の机の片隅の底にしまってあったものをもち帰り、やってみたら、速度は稼げませんが、十分な強さでつないでくれました。

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いずれも10年くらい前に買って、つかって、更新したり、代用したりでつかわなくなっていたものたちです。でも、この先、2年くらいは十分に使用に耐えるものと考えます。頼もしいと感じるとともに、10年前の自分に多謝です <(_ _)>

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ツイートで語るデカダン生活

前の記事の学位記授与式が遠い過去のようにも感じられる今日このごろです。ひと月半以上も前のことですから、あたりまえといえばあたりまえの感懐でしょうが、しかし、この期間はご多分にもれずあれこれのことがありすぎました。好ましいかどうかはまだこれからの判断です。

職場では3月24日の教務にかんする会議で、前期を遠隔授業でやりとおすことが決められました。そのときはこういうつぶやきをしています。

https://twitter.com/kkurita/status/1242404853516619777

https://twitter.com/kkurita/status/1242462321781256197

まだ斜にかまえている雰囲気が感じられるとおり、余裕がありました。研究費の残高のあることを心配したり(次年度に減額されるかと思っていたら、予想外の倍額OKとなってどっひゃー)、議会報告書のまとめを継続していたり、ガイダンス会場の変更の協議をしたり、消毒液がなければ石鹸をさがそうとかいう会話をしたりして、まだまだ対面でおこなわれる行事が可能であろうと楽観視していた時期でした。しかし、その一方でツイ友たちから入ってくる情報や留学している学生にたいして要請される対応から、やっぱり変わらなきゃ、的なそなえをはじめたころでもあります。たしか、Zoom に代表されるオンライン会議システムをゼミ生相手にはじめて試したり、昨年度に試験的にいくつかの科目で導入した Google Classroom* を本格的に稼働できるよう、G Suite の契約をずっと放っておいた無償版から有償版に変更したのを記憶しています。

※Google Classroom について昨年度の「歴史学入門」と「国際言語文化入門」の受講生さんには、感謝のことばもありません。

3月27日には学生にたいして入学式の中止や授業開始の1週間の延期が発表されました。でも、ガイダンスや健康診断はおこなわれるとしています。ガイダンス資料をととのえはしましたが(なぜかこの事態に対応するため、引退するはずであった院・教務を継続しています)、結局のところ使われていません。PDFファイルに変換して配布されたはずなので、院生諸氏におかれては熟読されたし。

https://twitter.com/kkurita/status/1244904719526449153

4月に入ると各地の同業者がオンライン授業、遠隔授業、学生の入構禁止をうちだしはじめました。たぶん、わが社もそうなるだろうと覚悟をきめ、授業の再編を考え出したころです。やりはじめてからでなく、やる前から、遠隔授業はいまの授業計画や展開、方法をまったく変えなければダメだという確信だけはありました。それだけは自分をほめてやりたい ヾ(^。^*)まぁまぁ

4月はじめにはこういうつぶやきをしています。

https://twitter.com/kkurita/status/1245983129182990336

Zoom を試しましたが、あれは会議に参加しようとしてアクセスすると独自のアプリをダウンロードさせようとうながすところで×です。マルウェアとどこがちがうんでしょうか。せめて、Webex のようにブラウザの選択肢も明示してほしいし、Google Meet ならブラウザで完結します。てことで、Zoom 授業はやらないことに決めました。のちに、出稼ぎ先からネット環境を考えてオンライン会議システムはやらないと通知されたこともあり、いまだに職場の Zoom アカ争奪戦には参加していません。

https://twitter.com/kkurita/status/1246356274989522944

腹を決めればあとはうごくだけです。危機感をもって行動を変え、専守防衛はりねずみ作戦を敢行します。自分のため、というのはもちろんですが、約束された方法で、約束された内容を、教育されるべき学生への義務を果たすため、でもあり、自分にできるうるかぎりのことを走りながら考える踏ん切りでもありました。

やっていることは試行錯誤の連続です。

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Skype のやりとり実験につきあったりもしました。それはそれで楽しかった (^^ )

4月17日には緊急事態宣言が全都道府県に拡大されました。それうけて職場でも、まず理事長から、ついで学長から発表があり(遅いけれど)、20日からの在宅勤務がはじまったです。

17日以前には月曜から土曜日までの週6日は職場におり、日曜日だけは休む生活でしたが、逆転して、基本的に週1日だけ、それも2,3時間ほどしか職場におらず、残りは基本的に在宅する日々を送っています。でかけるときにはこのような装束です。

https://twitter.com/kkurita/status/1255652988514742272

在宅勤務(タッキン)のあいだに何をしているかといえば、ただひたすらに授業の準備しかしていません。一日に一度だけ近所を散歩しますが、それ以外の時間はPCに向かっています。非常勤講師の分もふくめて4コマなのでまだ何とかなりますが、読みあげて録音するためのテキストをつくり、スライドにあわせてしゃべり、授業後の課題を設定し、回答への回答を用意し……、などとやっていると、あっという間に時間がすぎる、文字どおり、「あっ」という間です。このままのやり方で8月中旬まで走れるかどうかは予断をゆるしません。

ですが、タッキンになって二つのよいことがありました。一つは通勤時間がゼロになったことです。みかん号(うちの AQUA)で自動車通勤して自由でしたが、小一時間とはいえゼロになったのは、意外なくらいに安楽をもたらしてくれました。きっと運転の緊張からも解放されたからでしょう。

もう一つのよいことも緊張からの解放です。

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学位記の授与(3月19日)

ご卒業をこころより祝します。

COVID-19感染防止のため、3月19日に予定されていたグランシップでの学位記授与式は中止になりました。草薙キャンパスの国際関係学部棟でコースごとに授与式をするとのお達しにしたがい、しかも、10時からと11時からの二つに分かれての授与でした。

そこはコース世話人として任期の最後の専権をふるい、式辞はURLを記したカードを配って音声なし動画を流し(設備を準備すると通知しながらまったくなされず、自分の iPad Pro をもちこんで再生させました)、記念品は前日に机上に置いてそこへ着席してもらい、学位記は名前を呼んで着席位置を確認したうえで各教員が配達する方式をとりました。英米文化コース44名のみなさまにおかれましては、基本的にセレモニを好まない世話人であり、確実な配付に徹したことをご容赦ください。

ゼミの卒業生のお二人は、それぞれに近い将来の方向はたしかめられたようで何よりです。3年生の合同ゼミ発表会の発表時刻に会議が入ってしまったり、卒業研究が二転、三転したり、放置プレイの多い学年でしたけれど、ゼミ旅行や遠足をはじめ、鍋や誕パやお米などのイヴェントを充分に楽しみました。いまはゆっくりとふりかえる余裕がないご時世です。そこはそれ、あとずさりしながら未来へと入っていってください。

前途に幸多きことを願っています。

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いただきもの(スペイン文学)

10年ほど前に二度の手術をしていらい、アルコールを摂取することがめっきりとなくなりました。妻さんと旅行するときでさえも、「やめとくね」ということもあります。しらふでいるには辛いと感じないわけではないですけれど、そこはそれ、甘味という友だちもいますから、何とかなるものです。

それ以前はどういう感じであったかといえば、季節の節目に深更まで飲みに出かけることがありました。食通でお酒にもくわしいよき友だちがいてくれましたから、それはそれは楽しい機会でした。そのよき友だちの一人がいただきものの訳者である方です。

転出されてからも年賀状のやりとりはつづいていますし、いまでも静岡にいらっしゃると顔を出してくださいます。ありがたいことです。独特の声と話し方ですから、いらっしゃったときには「こんにちは」でわかります。「え〜、なんでわかるんですか」と不思議そうですけれど、わかるものはわかるですよ。

2冊目の訳書をいただきました。充実した研究生活を送っておられるようです。励みになります。ありがとうございました。

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バリェ=インクラン(大楠栄三訳)『独裁者ティラノ・バンデラス 灼熱の地の小説』(幻戯書房)

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ゼミ遠足 熱海編

「光の2月」に入って急に寒くなりました。寒がりの末梢冷えもちには、暖冬傾向にさからって冬将軍さまが意地を見せなくてもよいのにな、とぼやきのひとつもつぶやきそうです。

そのなか、11月に予定しながら誰かさん(アタシだよ)の会議のために中止になったゼミ遠足2019に出かけてきました。行き先は11月の「ぶどうの丘」(草薙でなく、本家本元の勝沼の)から変更して梅と海鮮丼の熱海です。15年ほど前にもゼミでおとずれたことがあり、そのときは自動車を出しましたが、しかし、今回は祝日、さかな祭り、梅の開花済みもかさなって混雑が予想されましたから、在来線で駅集合となりました。1週間前まで予定されているのを知らず、前日まで集合時刻と場所が未定であったのは、いつものことだ ヾ(^。^*)まぁまぁ

駅から、海岸近くから、梅園から、商店街から、よく歩き、よく試食し、よく話し、よく笑いました。最初の海鮮丼の目的地は達成できませんでしたが、二つめに選んだところは寒さのなかの40分以上待ちにも耐えた結果、あたたかい味噌汁と丼がこのうえなく美味でした。パンとケーキの店(梅園で食べる)、ジェラート屋(この寒いのに)、羊羹屋、複数の和菓子屋などを見てまわり、坂をのぼって梅園までゆくころには、そろそろ日が傾きかけていました(苦笑)。16時から無料になる、そのかわり、足湯などは終了してしまった梅園に入って散策すると、赤や白や黄の梅花がむかえてくれました。これはもう、春遠からじの気分です。15年前にもながめていたはずですが、あらためて枝垂れの梅がいくつもあると知り、魅せられてしまいました。 → 追記に数枚の枝垂れ梅の画像があります。

来宮駅からひと駅をJR伊東線に乗り、熱海駅までもどりました。暗くて寒いわ {{ (>_<) }}

商店街を抜けたところで18時閉店ぎりぎりの熱海プリンをもとめ(アタシは買っていない)、駅ナカで軽食をとって帰りの電車に乗ったのは19時30分すこし前でした。自宅を出発したのが8時30分ころ、帰宅が21時すぎでしたから、わりと長い遠足となりました。熱海の感想をひと言でしめしますと、各店舗にて「ご試食の気前がよすぎる」でしょうか。黒糖ごままんじゅうなど、まるごと1個のご試食でした (^^;)

風邪と体調不良のために何人か不参加であったのが残念です。次回はどこでしょうね。

追記のところに写真を載せておきます。

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ラーメン本の講読のうちあげパーティ

金曜4限という微妙な時間帯に講読の授業をやっています。昨年度までのカリキュラムでは「原典講読」、今年度からのものでは「〔学科名〕入門」という名前です。多くても5,6名の、ゆっくりと段落ごとに読んでいけばよいやり方でしたが、配当年次が変わったこともあって多めの(とはいえ、私学であれば極少規模の)21人が参加してくださり、にぎにぎしく、しかし、これまでのようにゆるゆると、日本語訳のある英語の研究書を読みすすめました。教科書につかったのは、Barak Kushner, Slurp! (Global Oriental, 2012) です。明石書店の日本語版のあることを紹介し、これをつかいたい人はつかってよい、というルールでした。

1年生が主体の授業となり、学術技能も習得してもらう目的がくわわりましたから、「テキストを読む」「レジュメをつくる」「講読、読書会、研究会、演習で発表する」「注/註とは何か」も説明し、実践してもらいながら、グループに分かれて作業をして3回の発表をおこないました。たかだか90分×15回の授業だけで十全な技能が身につくはずはありません。ちょっとだけでもガイドになればそれでよしとする、というのは自己評価が甘すぎるでしょうか。

テキストは古代からはじめて現代までの日本の食文化を、主として東アジア(中国と朝鮮半島)の環境におき、文化交流の視点から論じた著作です。明治以降になれば、これにくわえてヨーロッパの影響も目立って確認できるのは当然といえましょう。そこで、最後の15回目の企画として、「食文化をじっさいに味わいましょう」的な趣向で、もちよりのランチパーティを開催しました。課題は以下のとおりでした。

  • aまたはbをもちよりましょう。
    • a 「歴メシ」に相当するもの、食文化史に関連するもの

    • b これさえあればご飯が何杯でもいけるおススメもの

  • 関連して、もってくるおかずについて「うんちくペーパー」をつくってきてください。用紙はA4〜B5くらいでまとめましょう。

以下の「追記」の部分に記念の画像(顔、とくに目の部分はトリミングしました)を登載します。お楽しみくださいませ(誰が ヾ(^。^*)まぁまぁ

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