『近代世界と民衆運動』
↓ 日記の内容とは無関係ですけど、今日の午前中に目にしたちょっと幻想的な富士山の光景です。

柴田三千雄『近代世界と民衆運動』(岩波書店、1983)は、ぼくがいまから21年前にはじめて読んだヨーロッパ近代史の研究書です。それまで漠然といだいていた人民闘争史的なイメージを、徹底的に考えなおさせてくれました。この本を読まなかったなら、E・P・トムスンやG・リューデの民衆運動史にふれることはなかったでしょうし、権力・権威とか国家とか支配・従属の問題を歴史的に考えてみようなどとは思わなかったでしょう。何回か再版されていますので、本棚には3冊のちがう装丁の本がならんでいます。忙しさに負けなければ、何度でも読みかえしたい本です。
【教務】時間割確定作業のために、非常勤の先生の教室へ出向き、来年度の確認をする。
【教務】同上。確定済みの授業をエクセルのファイルに記入。 ← 書けば1行ですけどね。
【教務】社会人聴講生にたいする開講科目の記入方法について、担当の学務主幹に電話で問いあわせ。
【授業】3限「英米文化論」は、アメリカ社会のエスニック観、移民観の変遷。あわせてイギリスの19世紀末にも言及。
【授業】明日の「英米文化特殊研究」と「歴史と社会(非常勤)」の授業資料の準備。
【国際交流】担当主幹より、バーミンガムからくる静岡県視察団の大学訪問のさいに、2時間の出席を要請される。
→ 当該の時間帯の後半には授業があるし、授業の前は準備でいそがしいので、積極的な返答はしなかった。
※2002&2004年のニューカースル大学訪問のいきさつもあって、大学の国際交流の方針についていけないところがあるのはたしかです。
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