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レポート提出要領

1年の半分がおわります。光陰矢のごとし。いやぁ、はやい、はやい。

「英米文化論」でレポート提出の規定についてしゃべりました。もっとも大切なのは、何らかの根拠にもとづいて自分の議論をすすめること、です。それがだれかのデータや理論であっても、どこかの事件であっても、他者の議論や証言をわがものとする、あるいは自分の議論や証言と照合してみる、そして、その照合を第3者にも可能にするために根拠をあきらかにするわけです。具体的には注をつける作業になります。

上記の説明をしているあいだにも、「めんどう」という声を耳にしました。おそらく、いままで好き勝手に書いてもそれでOKをもらってきた、しかもそれでも成績が「優/A」や「良/B」だった人にとって、字数制限や参考文献表の添付があったり、文体を指定されたり、さらには、何かを書くには根拠が必要とかいわれたりしたら、たしかに、たかが2単位のレポートにそれほど精力をそそげるか、という気分になるでしょう。「ウザい」のもわかります。そして、じつになさけない話だけれど、たとえ注がほとんど存在しない論文であっても、ゼミの教員さえOKを出せば、卒業研究として合格してしまう現実もある。だから、レポート試験が卒業研究の準備になるよ!というのは、あくまでオイラのゼミに入るかも知れない人にだけ関係するか、あるいは建て前にすぎないです。

だけど、規定を変更するつもりはサラサラありません。逆に毎年、すこしずつもとめるものが増えています。今期にあらたにくわえたものは、規定を満たしていないと判断されるものに「再提出」をもとめるところです。ですから、再提出になって、とことん突き落とされてください。答案を真っ赤に添削されて、ドツボにはまってください。主張とは裏腹に印象主義的な話になってしまいますが、オイラには多くのみなさんがこの大学に入ってから、“うたれていない”ようにみえるです。静岡弁でいう、「ぬくとくてみるい」雰囲気ってーかね。じつにもろくて、薄い気がする。陰翳のあるところをみせてほしいと思うです。

ま、苦しんで仕上げてみてください。苦しんだかどうかは、たぶん、読み手であるオイラにつたわるはずです。


6月29日の仕事
【授業】「英語で読む英米文化入門」10:40〜12:10
【授業】前回に出席できなかったゼミ生に7月の予定を連絡。
【会議】17:30〜18:00
【PC実習室運用】故障したと思われるFDDの掲示。
【書類】学会報告要旨を作成して、メールで送付。

6月30日の仕事
【授業】「英米文化論」13:00〜14:30
【授業】「英米文化研究方法論(院)」16:10〜17:50
【PC実習室運用】院生室へのPC移管作業に、すこしだけ立ち会う。
【PC実習室運用】転送されてきた実習室使用申請に対応。

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