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馬の背をわける

ここのところ、安定した夏の晴天となりません。静岡は「晴れときどき雨」という予報がつづき、今日は昼にはげしい雷雨がありました。職場の廊下からみると、

050819

↑ のような光景が目にとまり、あわてて部屋からデジカメをもってきて撮影しました。うつっている山は有度山(日本平丘陵)です。その向こう側は久能海岸、おそらくそのあたりは晴れていたのでしょう。

こうした“お天気雷雨?”経験は、記憶のかぎり、一度だけあります。以前、長久手町に住まっていたころ、東名高速道路をくぐって通勤していたですが、その南側がひどい雷雨だったのにもかかわらず、高速道路をくぐって北側にでるとまったく路面が乾いていた、というものでした。なるほど、こういう状態を“夕立が馬の背をわける”というのか、と感じ入ったしだいです。

静岡市は、北側に赤石山脈(南アルプス)、南側に上記の日本平丘陵、東は由比のあたりで山地が海に接し、西は日本坂トンネルのある日坂、その向こう側に小笠原台地という、山地や丘陵に四方をかこまれたところに位置しています。北の高い山地のおかげで、めったに雪がふらないのはよく知られていますけれど、西からの伊吹おろしがブロックされたり、南からの海風がふせがれたりするわけで、気象が予想しにくいところです。馬の背をわけるところまではいかずとも、日坂をはさんだ焼津と静岡で天候の異なることは稀ではありません。その土地で変化がはげしいというより、隣接地域からの類推(ふつう、西から東へ天候は変わりますよね)がむつかしい気がします。

チャリ通勤のときは、よく空を見上げますけれど、カッパは自宅にも職場にも常備しておかねばなりません。もちろん、日本列島全体がすっぽりと高気圧におおわれているときは問題ないですけど……。それでも、晴れた空を見上げると、気分は爽快になり、頭痛予防になります。これはこれで、天気の心配というよりも、一種の健康法かもしれませんね。


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Comments

「日坂」は、島田市金谷と掛川間の峠のことですよね。静岡、焼津間の峠は「日本坂」でよいのではないでしょうか。

まったくの余談ですが、日本平、日本坂、焼津、それに草薙の地名は、日本武尊(ヤマトタケル)の東征伝説に由来している言われていますね。

Posted by: papageno | Wednesday, August 24, 2005 11:58

papageno さま
 コメントをありがとうございました。はい、正しくは「日本坂」です。まちがえました <(_ _)>

Posted by: k2 | Wednesday, August 24, 2005 19:46

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