物欲解禁
集中して読書した先週から、一転して今週は校務の連続です。ふりかえって、読んだ本のなかでもっとも重要なのは、John Beattie, Policing and Punishment in London 1660-1750 (2001) でしょう。一昨年の夏に読みはじめて、2年もかかってしまった。いろいろとほかごともあって忙しかったとはいえ、なさけないなぁ。恩赦の手続きにかかわるジョージ1世の宮廷とロンドン・シティのリコーダ William Thomson との関係は、わが指導教官がいま取り組んでいらっしゃるお仕事とも間接的に関連して、とくにおもしろかった。(Beattie 教授の最初の本は『ジョージ1世の宮廷』だったとあらためて認識したとです。たしか、名大西洋史の本棚で見たような記憶がある。)17世紀から18世紀末までの犯罪とか司法とか統治とかを考えたり、もっといえば、すこしでもそれらに言及しようとすれば、1986年の著作とならんで Beattie 教授の研究は絶対にはずせないと思うけれど……、近世ヨーロッパの犯罪や司法の歴史研究をめぐる日本の状況においては、自分をふくめて言うだけむなしい気がする。
今日は吉田高校へ教育実習の巡回にでかけてきました(その記事はこちらです)。それから、一昨日、昨日と自分をまもる行動にでてしまい、自己嫌悪してます。でもねぇ、ぶっちゃけた話、担当授業がなくなる!と思ったら、安穏としていられるほうが変ですよ。
というわけで、憂さ晴らしに物欲解禁。
いただきものから紹介します。
著者お二人からいただきました。この手の出版物で寄稿者の数が多いのは、最近の傾向でしょうか。
トナーカートリッジをふって、ふって、ふってもたせてきたレーザプリンタも、これで生きかえる。
256MBでがんばってきましたが、利用するアプリケーションのバランスを考えて dynabook SS SX に+512MBのメモリをおごりました。黒デルくんよりもメモリ量が多くなってしまいます。
そして、今週のきわめつけはドキュメント・スキャナの 富士通 ScanSnap fi5110 EOX3 です。これまで、富士通製品は一つも購入したことがありませんでした。初期不良が多いという評判を気にしたからです。けれども、さっそく会議の資料をスキャンしてみて……、あぁ、なんて速くて楽で快適なんだろう……でした。
専有面積がとても少なくて、コンパクトぶりにもおどろきました。
明日は書架がきます。物欲はつづくよ、どこまでも。
9月14日の業務
【会議】コース会議 12:20〜12:30
【会議】教授会 13:30〜16:30
【会議】研究科委員会 16:45〜17:45
【授業】明日の教育実習巡回の手土産を受領。
【?】もろもろの方ともろもろのご相談。
9月15日の業務
【授業】教育実習巡回(県立吉田高校) 10:00〜15:00,うち在校時間は 11:20〜14:00
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