パワポの虚しさ
教員室の掃除をした時間以外は、オートシェイプや図形、エクセルの表、プレースホルダーの書式設定など、PowerPoint の画面とにらめっこして作業していました。プレゼンする内容の基本案はできているので、飾りをつけるだけですが……。グスタフ王のウェブログの記事とそのコメントを読んだあとでこういう作業をしていますと、孤独感と虚しさがいっそうのことつのる気がします。図形に色をつけたり、グラデーションを変えたり、たんなる矢印をクリップアートの木にしてみたり。
だからなんなの?!
こういう作業になったのは、ゴテゴテした嵩のはった資料がお役人の好みだから、ということです。ちなみに、おそらくは本当にプロジェクタをつかって、お役人さまの前でプレゼンするのでなく、印刷してみせるだけらしい。それならそれで、秘密裏に見本としているほかのプロジェクトの資料とはちがう、より見ばえのよいつくりかたもあるですけどねぇ。
不可思議なのは、プレゼンのできばえで内容の充実度が判断されてしまう実情です。軽薄だな。
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Comments
パワポは無くてはならないビジネスツールのはずですが、中小企業で使っている姿はあまり見たことがありません。
上場企業限定の謎のツールです。(爆)
個人的には良く使います。テキストと画像を組み合わせて使うには、このソフトとても便利です。子供の成長記録保存用に重宝してます。
Posted by: 野良衛門 | Monday, December 05, 2005 17:57
野良衛門さま
コメントをありがとうございます。エントリに書いた作業が延々と今日までつづいて、やっとパワポから解放されました。
安くても2万円以上するソフトですから、ゼミの学生さんのなかに個人でもっている人はいません。経験的に OpenOffice でもっとも互換性が低いのがパワポのファイルですから、安価な代替物をさがせないでいます。Mac つかいには Keynote がありますから、この点はうらやましいです。うちの Mac は OS 9 なので iWork がうごきません。
Posted by: k2 | Wednesday, December 07, 2005 20:08