こちらの言い分
この時期はゼミ生から頼まれて卒業論文の原稿を読むことが多いですが、ちょっと待てよ!といいたくなるときもあります。一度も印刷せず、したがって一度も自分で校正をせず、スペルミスや書式がお粗末な原稿、あるいは論文でありながら注のない原稿、あるいは尻切れトンボの原稿 etc... なんぞをみせられた日には、このようなものをあつかましくも送りつけてくる輩の文章など二度と読むものか、と天にむかって叫ぶしかありません。何の因果で年末年始の多忙のおりに、このようなお粗末なものを読まなければならないか。
「一太郎」はもっていないので知らないが、「Word」だったら「ツール → 文章校正」というメニューがあるだろう。テキストで書いていても印刷すれば、家族や友人にみてもらえるだろう。教師には、自力で練りなおしや校正をやりつくしてからみせるものですよ。あるいは、教師は最終的に評価をする立場にいるのですから、あらかじめみせて評価してもらうというのはカンニングにひとしい、という考えもあることをわきまえておいてほしい。あくまで一つの考えですが、オイラが卒論や修論を書いていたころ、原稿を指導教員にみせてコメントしてもらう学生・院生など、一人もいなかったと記憶している。自分で責任をもってやるのが当然だったから。
年内はもうおつきあいしません。今日は年賀状を書き、明日は大掃除や正月料理をします。三が日は母がきて、名古屋へゆき、4日から3日間は愛知県大で集中講義です。7日〜9日は3連休で、ここで身体を休めないともちません。1月10日からは通常の職務にもどります。提出日は11日・12日ですから、事実上、もはや自力でやるしかないですね。
がんばりなはれ (^_^)v
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Comments
2005年はありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
コンピュータで申告書を作成してますから、入力ミスが一番恐いのですが、自分でチャックすると発見できないことが多いです。悩みの種です。
Posted by: 野良衛門 | Friday, December 30, 2005 16:42
> 野良衛門さま
こちらこそ、さまざまな機会にコメントをありがとうございました。ほっとしたこと、う~んと悩んだこと、素直に勉強したこと、いろいろとありました。
個人の経験を一般化しちゃっているかもしれませんが、電気的に画面にうつしだされた文字よりも、紙に黒くうちだされた文字のほうが、読みやすく、まちがいを発見しやすいと思います。ただ、申告書はいたずらに印刷できませんよね。
Posted by: k2 | Saturday, December 31, 2005 21:55