変われば変わるもの
昨日の会議、思いのほか長くかかり、ゼミ生のみなさんにご迷惑をおかけしました。例年どおりなら15分でおわるところ、1時間半もチンタラやったのは、誰もたずねていないのに、自分の行動の理由を説明したり、「個人的な意見」というオチしかないのに、まわりにまわって正当化の根拠をさがしたり、いわないでいればいいのに、いらぬ個人名を表沙汰にして、長い発言をまねいたり、さまざまな要因が混在していました。会議をコントロールされる議長のテンポは悪くなかったですが――議長発言はほとんどが簡潔でしたので―― 、参与する機会はけっして平等でなく、排除の論理がはたらく……などなど、公共圏における権力の問題を提起しておりました。じつに興味深い。
いつも発言されるかたがいつもどおりに発言された実情にはかわりなく、その意味で新味はありません。でも、 おわりのほうでは5ヶ月前との変化が感じられました。そう、あの「バルス!」と叫びたくなったときとのちがいです。あのとき、さんざん「変更には市場調査が必要だ」といっていた人が、自分もそれに「いく」といっていた人が、調査結果の検討はおろか報告すらすることなく、職場のなかだけのおざなりにでもできる調査をして、「○○(伏せ字です)のすくない××(これも)をへらせばよい」と発言するですから、あきれかえります。「××をへら」したら、体系を変えることになるのをわかっていってるですかねぇ。変われば変わるものです。じつに興味深い。
「ひとりで戦え!」と20年前に畏友Mは学生自治会の委員長だったオイラに文書をつきつけました。青臭かったとは知りつつも、あのころを思いだす今日このごろです。
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