大叔父の旅出
早じまいして大叔父の通夜にでかけてきました。父方の祖母の弟にあたる方で、数え年88歳の米寿をむかえたばかりでした。
祖母の記憶をたどると、この大叔父については一度だけ、その復員のようすを話してくれたことがかすかに印象にのこっています。祖母が死去したのはぼくが9歳のときですから、いくら大好きなおばあちゃんだったとはいえ、細部の記憶はあいまいです。記憶のかぎりでは、戦争がおわってしばらくたったある日、祖母が家の外にたっている軍服の男に気がついたそうです。それが大叔父で、たしか中国から復員したとのことでした。ほかにも祖母は、末弟だった大叔父を赤ん坊のころに抱っこした話とか、家の前の川で遊んだ話とかをしてくれました。
オイラはこの大叔父に妙になついていた時期があります。祖母が築地の病院にはいっていて、2週間に一度、 清水から見舞いにいっていました。何回か大叔父も同乗し、道中、変わったクイズ・なぞなぞやおもしろい話で笑わせてくれたのです。往復するとまるまる1日がおわってしまう見舞いで、しかも往復4時間以上は自動車のなかにいるですから、ふつうは退屈します。大叔父は子どもにとって飽きることのない最高のコメディアンであり、いつも頼りなる大人でした。
今日はわずか5分ほどのお別れでした。My granduncle was gone to another world. I hope he walks close with God.
【授業】卒業研究の素読みとコメント。
【教務】コースの助手の方に電話 → 明日のコース会議の資料を確認・依頼。
【PC実習室運用】大学院生の方に連絡し、院生室のパソコンについて協議してもらう。
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