キーボード・ショートカット
卒業研究提出日の今日、学部のコンピュータ実習室、とくにプリンタを自由につかえるほうの一室をのぞいてみると、たいへんな混雑ぶりでした。マシンの空きを待っている人もいます。あたしのゼミやコースの学生さんはせいぜいA4で15?20枚の印刷ですみますが、他学科・他コースには数百枚という強者もいるとか(そういえば、着任1年目には100枚をこえた栗ゼミ生もいたなぁ)。自前でやってるとインク切れが恐いですし、トナーがなくなっても、 いちおうは教員やアシスタントの院生が交換してくれますから、実習室でやるのが安心ですね。ただ、あの混雑ぶりから想像するに、明日の提出締切直前はどのような修羅場が展開するでしょうか。見たくもあり、見たくもなし。
さて、実習室の混雑をさけた3512室で、あたしのノートPCをつかって執筆していたゼミ生さんとときどき質疑ややりとりをしながら、その作業を眺めていました。PCのあつかいで不思議に思ったことがあります。かの女は文書の保存、書体の変更、見えているページ内でのカーソルの移動などなど、あらゆる作業でマウスをつかうのです。 順繰りに文章をおっているときにマウスのホイールでうごいてゆくのはわからないでもありません*。けれど、文書の保存に「Ctrl + S」、範囲指定に「Shift + (Ctrl や Fn+)矢印キー」、アプリの終了に「Alt + F4」をつかうほうが簡単で速くないかい?
※あたしだったら、ページをパッとながめていけるように、pageup と pagedown キーをつかうでしょう。
ずーっと Word で作業をしていて、案の定、フリーズしました。あたしのがフリーズするなんて、そりゃぁ、めずらしいことです。長時間つかったらPCをリフレッシュ/再起動してやる必要がでてきますけれど、それもすべてがマウスだとすれば、まどろっこしくてやりたくなくなりますね。
MS-DOS のワープロ「松」をつかっていたころ、そのFEP(Front End Processor,なんてなつかしい単語でしょう)の「松茸」が、キーボード・ショートカットを自分用にかえやすくて重宝しました。Macintosh をメインにつかっていたころも、「アップルキー+S=文書保存」のようなのは、意識しなくても作業のちょっとした切れ目でかならずおこなう儀式のようになっていました。「コンピュータ・リテラシ」の授業ではおしえてくれないのかな。あたしに実害はないものの、3時間の作業をムダにすることもあるとすれば、やはり、よくつかう10前後は身につけておいてほしい、と思いました。
【ゼミ】12:00?17:00 卒業研究提出にかんするさまざまな作業。
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