続・応援してますよ
『朝日新聞』のローカル記事のつづきです。
県立大学(静岡市駿河区谷田) が3月15日に予定する卒業式の会場変更をめぐって学生たちが方針撤回を求め署名活動をしている問題で、西垣克学長が25日夕、 会場を県施設のグランシップに変えた理由を説明した。大学側は学外開催が変わらないことを強調する一方、 学生への広報意識が足りなかったと認めた。
あくまで決定したことの説明であって、どのようにするかを協議したのではないでしょう。 アリバイづくりにつかわれたって感がなきにしもあらず。開催の連絡はあたしに「自己責任」といった人(昨年の7月のエントリで書いた)が、 わずか2日前の昼休みに放送してました。まだ「広報意識が足りな」いし、マスコミにとりあげられたから、 ともみえるのは対応として冷たいよね。揚げ足をとるなら、広報が充分だったり、足りなかったりするのはわかるけれど、 広報意識ってなんでしょう。 じっさいの広報はおこなわれなくても、広報しようという意識さえあればよいでしょうか。
おもしろいと思ったのは、学生さんの主張にも、大学側の理由説明にも、父母の参加がでてくることです。 大学の卒業式に保護者がくるんだなぁ。3年前のゼミ生にもいたけど、新鮮なおどろきがあります。
『朝日新聞』の記事のつづきと『静岡新聞』の記事を追記しておきます。元記事には写真もありますが、 ヴィジュアル的には相当にイマイチ=イマ3ぐらいなので省略です。
大学によると、学外開催が評議会で決まったのは昨年5月。その後知事の日程調整を待ち、 掲示板に張る形で学生に知らされたのは半年後の11月下旬だった。
西垣学長は、理由として昨年までの会場の大講堂が老朽化し音声が聞き取りにくいこと▽父母から式に参加したいとの要望が強い―― などを挙げた。
署名活動をしている国際関係学部4年の小沢誠子さん(22)は「消化不良。学生の意見を受けいれると言いながら、 一方的にねじ伏せられた感じ」と話した。
説明会開催が広報されたのが2日前と急だったためか出席した学生は50人ほどにとどまった。署名はこの日だけで約370人増え、 800人近く集まったという。
以上が『朝日新聞』、以下が『静岡新聞』です。
県立大 (静岡市駿河区谷田)の本年度の卒業式が学外で行われることを受け、卒業生が反対署名活動をしていることについて、西垣克学長は25日、 同大で説明会を開いた。学生約60人が参加した。
西垣学長は、今年の卒業式が大学から約3キロ離れたグランシップ(同区池田)で開かれることについて、 昨年まで卒業式を行っていた大講堂の収容スペースが十分でなく、父母が入場できないなどの問題が数年前からあったと指摘。さらに、 将来の法人化を見据え、短期大学部と合同開催することの必要性も強調し、「大学側も新しい形の卒業式を模索している状態で、 参加者全員が感動できる式を目指したい」と学生に理解を求めた。
署名活動については、「学生への説明には不備があった。今後、 学生の率直な声を速やかに学校運営に反映できるようなシステムを整えたい」と述べ、学生と大学側が直接、意見交換する場を設けることや、 インターネットを活用した情報サービスの提供なども検討する考えを示した。
Comments
さらに「続」のつづきがありました。
2月14日に三連チャン会議をおえて帰室すると、「自己責任おねえさん」(苦笑)の声で、「午後6時より○○教室で卒業式についての説明会を開催いたします」という放送が入ったです。おどろいたというか、あきれたというか、絶望したというか……。ちなみに、出席者はいたのでしょうか。あたしが学生のころでも、まちがいなく教室の外で抗議集会してただろうな。
掲示板をみますと、これでもかぁ!とばかりに来年度の入学式の会場についておなじ貼り紙がしてあります。副学長 兼 全学教務委員長のご指示であるとか……。新聞が「掲示板にたった1枚」とか、学生たちが「ねじ伏せられた感じ」といったのは、枚数の問題ではないでしょう。わかってないなぁ。
Posted by: k2 | Tuesday, February 21, 2006 08:46