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『朝日新聞』のローカル記事です。
思い出の詰まったキャンパスで卒業したい――。静岡市駿河区谷田の県立大学(西垣克学長)の卒業式が、 今年度から学外の施設で開かれると知った4年生らが「これまで通りキャンパスの大講堂で卒業式をしたい」と、署名活動を展開している。 大学から学生に詳しい説明はなく、学生たちの「せめて経緯を説明してほしい」との声に学長は学生と直接会って、意見を聞き、 説明する場を近く設ける予定だ。
自分の卒業式に出席しなかったオイラは、式じたいには何の思い入れもないけれど、この署名活動は支持します。 日付だって、会場の空きぐあいからか、当初の17日(予定)や例年の20日前後から変更されました。 変更の決定の優先順位がどのようなものか、はっきりさせるべきでしょうね。
記事の全文は「追記」しておきます。
川口結加さん(国際関係学部4年)が卒業式の場所が変わるのを知ったのは、昨年の秋。学生間でうわさが流れ、 大学の職員に尋ねたところ、今年度は大学から約3キロ離れたグランシップで開かれることを知った。
「今年度から卒業式がグランシップになった。意見を聞かせて」。携帯でメールを数人の友人に送ると、 「4年間を過ごした大学で卒業式を迎えたい」「県外にいる親に自分が通った大学を見せたい」など反対する反応ばかりだった。
大学側から学生への説明はなく、卒業式の日時と場所を知らせる紙1枚が掲示板に張られているだけだ。川口さんは12月末、 学長あてに会場が変更した経緯の説明を求めるメールを出した。だが、多忙を理由に結局会えずじまいだった。
冬休み明けの1月11、12両日。友人ら数人と校舎の前に机を出し、 卒業論文の提出に来た国際関係学部の4年生に会場変更の撤回を求める署名を求めた。同学部の4年生の在籍数は約210人で、 うち140人が応じた。看護学部でも約70人在籍のうち、54人の署名が集まった。
大講堂は、れんが造りの校舎が一望できる坂の上にある。正面の広場は学生が集う憩いの場だ。川口さんと署名活動に携わる小沢誠子さん (同学部4年)は「卒業生が大講堂から出てきたところに、後輩らが花束や色紙を渡すのが卒業式で一番気持ちが高ぶる場面」と話す。
大学の事務局によると、大講堂の収容人数は898人で、 これまでの式では入りきらなかった教職員や保護者200~300人が隣の小講堂で待機し、 モニターを通じて式の様子を眺めるしかなかったという。千人以上収容できる施設を探し、グランシップにした。また、 これまで別々に卒業式をしてきた県立大短期大学部も合同参加となった。
県立大学の卒業生は昨年の場合、学部生と大学院生の計630人。県立大短期大学部生は229人で合計すると859人。 グランシップは1階席だけで2千人の収容が可能という。事務局は「教職員と保護者を含めて、全員が式に参加できる」と利便性を強調。 「音楽サークルなどに式での出演を呼びかけ、学生の主体性がある式にしていきたい」としている。
学生の署名活動を受け、学長は学生と話し合いの場を設け、会場を変更した経緯を説明する予定だという。川口さんは 「たとえ今年は無理だとしても、せめて後輩たちに伝統を残したい」と、他の学部や後輩たちを巻き込んだ署名活動を続けている。 卒業式は3月15日だ。
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Comments
自己レスです。
同僚の先生から、この件が「今日の新聞にでていましたね」と声をかけられました。そして、「また○○だってことに……」〔○○にはうちの学部の通称が入る〕とも。
ちょっと学生部的な発想かなって思ってしまいました。
Posted by: k2 | Saturday, January 21, 2006 08:58