Wikipedia 所収の自伝?
とりあえず簡便に何かをしらべ、リンクをたどってゆくとき、もちろん Google のような優秀な検索エンジンに、可能なかぎり適切なキーワードをいれてはじめる、という手段があります。だれでもやることですよね。こうした検索エンジンの結果にも表示されますが、知らない人物をしらべるときなどには、最初から Wikipedia をつかうこともあります。はっきり手前味噌ですが、英語版 Wikipedia で 'Thomas Bambridge' を検索しますと、オイラが英語で書いた文章で唯一の公開版である '"Ungovernable" prisoners: Fleet Prison during the 1720s' へのリンクが紹介されていたりします。いやいや'Bambridge' はともかく、いつぞやのニュースで Wikipedia の信頼性があの『ブリタニカ』とおなじくらいであると報じられていたとおり、けっこうつかえるんじゃないかと思っていましたし、じっさいに昨年度は Vlad III Dracula やシエラレオネについて卒業研究を書いた学生さんたちに、最初の一歩として推薦したりもしました。
信頼してきた Wikipedia ですけれど、つい最近、同僚のK先生からうかがった人物の項目をみて、はぁーとなってしまいました。いや99%までの記述は問題ないんですけど、ほとんど最後の1~2行がねぇ、「本人が書いているとしか思えない」(K先生談)です。もともと人物の項目は自伝じゃないですし、自慢になっちゃっているのは公共財として考えものです。あくまでご自分の項目をお書きになりたいのであれば、せめて最後に笑えるオチやパロディでも入れてくれませんかね。
【授業】「英語で読む英米文化入門」の準備。
【授業】3512教員室の掃除。
【書類】予算関係申請書類の作成(継続)。
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