新暦、朔日、旧暦
ココログ・ベーシック、プラス、プロの、47時間30分にわたるメインテナンスが終了したようです。こちらとこちらに記事が掲載されていました。恐る恐る、つかってみます。
自転車=轟天号ビアンキで10キロほどの道のりを通勤しますと、いろいろな場面に出くわします。悪いほうでいえば、たとえば今日など、2度も携帯電話+くわえタバコ+一時停止無視の軽自動車(さらに、ドライヴァは両方とも50歳代とおぼしき男性)につっかけられ、「おい、何すんねん」(なぜか、西方の方言っぽくなってしまいます)と大声をだしてしまいました。いつか、ボンネットをけっ飛ばしてやる (`_´)
かと思えば、愛宕霊園という比較的大規模な墓地+7,8ばかりのお寺の集合地をとおりますと、焼香の煙と香りがただよい、夕刻には西端に位置する妙像寺あたりに灯りがともされていました。ふだんは夜9時前後に通過するですが、真っ暗で何もないところです。ずーっと工事中で、通行者の案内をする方たちが立っているにすぎませんでした。雰囲気がいつもとちがう理由に思いあたらず、「あぁー、ここは新暦7月15日のお盆なんだ」と気づくまで、1分ほどかかってしまいました。おなじ静岡市内でも、愛宕霊園から西北にいった唐瀬街道・静岡市立高校のあたりや、東北にあたる瀬名川の周辺では8月1日のお盆がおこなわれます。もちろん、全般的には8月15日盆が優勢であることはまちがいないところです。でも、ペダルをこぎながら考えたのは、ちがうリズムでの生活を目の当たりにすると、こんな違和感をおぼえるのだということでした。お盆は共通の行事ですから、たとえ日付がちがっても実践や意味に大差は生じないと思いますが、やり方までちがっていたらほとんど理解不能でしょう。身近な異文化体験です。
ネットで検索したところ、もう一つ「旧盆」というのが九州・沖縄には存在していて、旧暦の7月15日を新暦で換算するため、日程はおよそ8月末から9月にかけてとなり、年によって異なるものだそうです。これは知らない人への説明や、移動や予定を立てるのがたいへんですね。正月や七夕(仙台は旧暦でしたっけ?)はあまり旧暦での実施を聞かないのに、なにゆえに盂蘭盆会だけがこれほど多様な日程なのか。なぞは深まるばかりです。 ← こういう状態が大好きです。
7月11日の業務(記憶にあるかぎり、以下同様)
【授業】「英米言語文化入門」9:00~10:40
【授業】「演習」13:00~16:10
【仕事】うちあわせ 11:30~12:00 ※本来は11:00開始だった。
【会議】コース会議 12:20~12:50
【書類】海外研修関係の書類の確認 → 電話で応対。
7月12日の業務
【授業】「英語で読む英米文化入門」10:40~12:10
【書類】欠席届を受領。
【教務】受講している授業の平常点について質問にきた学生さんに対応。
【?】就職内定の報告にきてくれたほかのゼミの学生さんに対応。
7月13日の業務
【授業】「英米文化論」13:00~14:30
【授業】「英米文化研究方法論」16:10~17:50
Comments
静岡の町なか(いわゆる駿府城下だった地域)では新暦のお盆で、郊外では1日盆が普通だと思います。
旧静岡市内で8月の月遅れの盆というのは、旧安倍地区などさらに中心部からはなれた地区で、少数派だと思われます。
沓谷地区にあるお寺は、戦前は寺町(現在の常磐公園の前の通りが寺町通り)にあったお寺を静岡大火(1940年)のあと移転させたものなので、新暦でお盆をする檀家が多いのだと思います。
Posted by: あおい君 | Friday, July 14, 2006 17:43
あおい君さま
思いこみで書いていた部分について、くわしく正確な情報をありがとうございました。旧清水市もいまは静岡市、実家のあたりはまるっきり8月中旬のお盆でしたので、「全般的には……」と書いてしまいました (^_^;)
これも思いこみにちかいですが、Wikipedia などでは解説すらない1日盆が、けっこう確認できる地域というのはめずらしいのではないでしょうか。
Posted by: k2@コメント | Friday, July 14, 2006 18:34