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投宿まで

とりあえず海外逃亡に成功しました。投宿まで、なんだか山あり谷あり、珍道中をご紹介します。

8月28日の宿泊は廊下の話し声とエアコンの運転音で充分に睡眠がとれず、長い戦いでした。6時30分に起床して朝食、7時40分にチェックアウト、成田到着は8時20分でした。手荷物の安全チェックはイギリス行きなのでスーツケースのみです。JTBのキープラン・カウンタ、ついでBAのカウンタで手続きをすませたあと、1階におりて vodafone のカウンタによって変換プラグを借りました。これはあとになって重要だったと気づくことになる寄り道でした。

出発は10分遅れと予告されていましたが、しかし、搭乗のはじまったのはさらに10分遅れの11時ころ、席はBA006便 Boeing 747-400 の機首にむかって左側の最後列53Bで、運の悪いことに窓側です。高所恐怖症にはつらい席でした。おとなりの通路側にはBAのカウンタでもみかけた若い女性。日本語の本を読んでいるですが、横から見ていてもそのペースの遅いのが気になって……。アジア系のかた? 何語をつかってコミュニケーションすればよいの?状態だったため、旅程4/5くらいはほとんどことばを交わしませんでした。ちなみにキャビンアテンダントの方は、きっぱり日本語をつかっていらっしゃいましたが、ほとんど返事をなさらなかったので。

JTBでもBAでも、あのなぜか気になる重量チェックがありませんでした。廃止になったでしょうか。今回ははかったようにちょうど20キロのはずです。義父のスーツケースは大きいので、いい気になってつめれば、かんたんに30キロ入ってしまう。いまの状態は二つのスペースともに上1/4くらいがスカスカ。

12時間30分くらいの緊張状態から解放されて、ヒースローには現地の午後3時に到着。入国審査も列は長かったけれど、30分くらいでクリア。手荷物をうけとって地下鉄にむかうと、あれれ、閉まってる。ターミナル4が工事中なのは知っていましたが、ターミナル1,2,3も地下鉄はハットンクロスまでバスが代替していて、それに列をつくって乗らなきゃいけない。えーっと、バスのチケットはどうするんだっけ、なかで現金払いでいいんだっけ、あれ、みんなチケットを買うようだぞ、地下鉄のチケットがいるのかな、あれ、ならんで買おうとしたら、必要ないから向こうで聞いてみろっていってる、あれ、ただ乗ればいいんだよって??? ま、とにかく、ハトンクロスまではバスに乗り、そこで地下鉄チケットを購入して、今回の宿のあるハマスミスへ。ちなみに片道で3ポンド=660円!ですよ。なんじゃこりゃ。ハットンクロスでは逆方向=ヒースローゆきのバスに乗る人が、地下鉄の改札直近から長蛇の列をつくっていました。

ハマスミスからは、ついにスーツケースの移動競技です。キャスタが傷みそうな歩道をすすみ、どうにか宿の前へ。ここはふつうの住宅ですので、ノッカーをおもむろに鳴らします。あれ、でないぞ。おかしいな。じゃ電話してみよう。あれ、いないぞ。ほかのお客もいないのかな。もう1回やってみよう。あれ、あれ、あれ……。結局、この動作を3度ほどくり返し、とおりがかりの方に住所も確認し、30分ほど所在なく立っていましたら、テスコの買い物袋をかかえた女主人が登場しました。で、中に入って顔を洗い、うがいをしてお茶をいただき、ホッと一息ついたです。彼女は日本語のお上手な韓国人です。

まだ書くことはいっぱいありますが、とりあえず、投宿まで。気温は20度くらいで、マジに寒いと感じました。

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