ハマスミス雑感
週末のロンドン地下鉄では工事がおこなわれるため、ジュビリ線、ヴィクトリア線、ハマスミス・シティ線などが軒並みに途中でサーヴィス停止。知らなかったあたしは、ハマスミス・シティ線がとまってしまうエッジウェアロード駅からディストリクト線でノティングヒル駅へ、そこからセントラル線に乗りかえてホゥバン駅、さらにピカディリ線に乗りかえて、ようやくキングズ・クロス/セント・パンクラス駅に着いたとさ。ハマスミス・シティ線側の出入り口(改札じゃないよ)はシャッタがおりて完全に閉鎖されていました。いきたいところにたどりつけたからよいけれど。
ロンドンの中央部がどこか。○○だ!といった瞬間に異論が百出しそうな気がしますが、ハマスミスを中央からはやや離れた場所と表現してもあながち強引ではないでしょう。居場所が住宅街のまん中ということもあり、アールズ・コートのホテル街のように、雑然としたにぎわいをまったく感じないのも、そうした印象を強めます。けっして不便ではないですが、あたしがテクテクと歩いたかぎりで、インド料理屋が1軒、イタリア料理が2軒、中華料理店にいたっては見かけていないというのは、さびしいような。テスコが、地下鉄駅にあるメトロとふつうの駐車場の大きな店舗との2店舗をかまえていて、これもまたやはり住宅街という印象を強めます。宿の女主人にすすめられたパブ「女王のおかしら(Queen's Head)」は、ふつうの住宅街に忽然とあらわれるので、油断していると見逃してしまうほど。このあたりを歩いている人びとは、おたがいがすれちがうすき間にかなり余裕がある、てな感じで表現しておきましょう。
テスコが2軒もあって、地下鉄の駅で充分に買い物ができる、とても便利なハマスミスですが、さらには、宿ではインタネット(無線LAN)が無料でつかえ、寝ているベッドはダブルのひろさではあるですが、そろそろアールズ・コートへ移動をしたくなってきました。どんなに小さくてもよいので机がほしいですし、インド、中華、ヴェトナムなどの料理ものを食べたい欲求も大きくなったきたです。それ以上に、いわば民宿にいますので、シングル1室をあたえられたとはいえ、かならずしも分隔されないところがあり、静かにものごとを考えるという今回の遠征の第一目標があやしくなってしまったのが、最大の理由です。ま、同宿の人と接する機会が多いのは、話ができて楽しいのも一面であるわけですが。
今日の昼食は、ホロウェイ留学中のNさんと。例の書評から話がはじまったので、σ(^◇^;) 状態。
ロンドン都市史の早稲田のN先生にもごあいさつしました。
【今日のビックリ】宿の女主人は旅行に行ってしまいました。かわりに彼女のお友だちが朝食をつくってくれるそうです。日本の商慣行とのちがいを感じます。
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