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いろいろなハプニング

昨日の朝9時すぎ(日本時間)で帰国し、JRの各線をへて昼すぎに帰宅しました。数日前にひょっとしたら、と自覚した風邪を悪化させていまして、すぐには仕事のリズムにもどれない気がします。この風邪、1週間ほど前にBLで正面にすわり、咳や鼻水やくしゃみで周囲に迷惑をかけていた初老の女性からもらったものだったら、とてもいやですねぇ (;_; )( ;_;)

あたしは海外経験がすくないので、外国滞在中のアクシデントにはとても弱く、動揺します。とくに、出発時、帰国時のできごとには神経が参っちゃうですが、今回はけっこうハードでした。おマヌケあり、不運あり、体力勝負あり、人生初体験あり……。それでも何とかなったから、笑っていられるです。では、どうぞ。

■逆方向の地下鉄に乗車(22日午前10時30分ころ)
 よくあるまちがい (^_^;)
 リフトを降りたら両方向の電車がきていて、直観的にえらんだところ、つぎの駅がグロースタ・ロード(Gloucester Road)でした。スーツケースのおけるスペースを譲ってくれた男性にこころのなかで詫びつつ、あわてて逆方向のプラットホームへ向かいました。

■ヒースロ空港行きがこない
 グロースタ・ロード駅でちょっぴりあせりつつ地下鉄を待っていたら、ふだんはホイホイホイとやってくる電車が5本連続でラスリプ(Ruslip)駅行き。うそでしょ。

■男性の転倒(22日11時20分ころ)
 ようやくヒースロ空港第1~3ターミナル駅に着いてエレヴェータにのり、ふと下を見ると、太めの中年男性が荷物とともに乗り口で転倒。必死で起きあがろうとしても、荷物が邪魔なのか、前へうしろへ何度も転倒している。だれかが「とめろ!」とさけんだときにとめるスイッチの最寄りにいたのが、なんとあたし。そりゃ、とめましたよ、赤いヤツ。生まれてはじめてのドキドキものです。

■BAのチェックインの列が長い(ならびはじめが11時30分くらい)
 ここまでですでにいろいろあったので、用心しつつ、慎重にBAの職員にたずねてならんだチェックイン・カウンタの列でした。これが長い。新聞報道ではセキュリティ・チェックに時間がかかるということで、そろそろ漠たる不安に襲われています。

■過剰予約受付(overbooking)
 長い列をのりこえてようやく自分の順番がきました。係の男性が楽しそうにチェックインしてくれて、ちょっとだけ重かった(0.3キロほど)スーツケースも問題なく、「窓側と通路側とどっちがいい」という質問に「通路で(aisle)」と答えたあとです。「席がない(no seat)」という返事。「え?」と動揺するあたしの肩を「わっはっは」とたたきつつ、この男性はスーツケースをひっぱってついてこいという。笑いながら「なんとかなるから心配するな」とくり返し、カスタマ・サーヴィスへ。「この人にチケットわたして指示を聞きなさい」といって去っていきました。
 カスタマ・サーヴィスの女性はチケットをうけとり、「午後1時にここに来るように」といいます。出発便は1時50分の出発でゲートの閉まる時刻は1時30分です。セキュリティ・チェックの所要時間を考えたらやばいんでないかい。「それって、おそくない?」と不安がるあたしでしたが、「それより前にはどうしようもない」と冷静にあしらわれておしまい。その時刻が12:10ころで、以後50分ほど、何もせずにボーッとすわっているだけ。無為の時間はきらいじゃないのに、このときばかりはとてもつらかったです。

■空港内をダッシュでぬける
 午後1時になったので列にならびました。ところがおなじような人が何人もいるらしく、たまたま横になった日本人の男性の方も「これじゃ、ゲートが閉まっちゃいますよね」とおっしゃっていた。おまけに、列の先頭にいる日本人の若いカップルが横から入ってくる人びとに気おされて、カウンタへつめていかないので、そのうしろでガマンしてならんで待っている人びとの怒りをかっています。何とかしなくちゃ!と思った瞬間、カウンタの女性が声をはりあげて「栗田さん」と呼んでくれました。午後1時20分に搭乗券をもらい、もうそれからは必死でダッシュです。若いカップルなんて、もうどうでもいいです。ふと気がつくと、先ほどにことばをかわした男性もおなじようにダッシュしていました。

■手荷物検査
 ひっかかりましたよ、安全チェック。眼薬が二つ。一つはあたしの家族が名前を書いてくれたお守り(lucky charm)だったです。そう主張しましたが、例外のないルールだそうで……没収。かんべんしてくださいよ。でも、想像していたよりもはるかに列はみじかく、あたしの列は前に3人くらいでした。1時28分ころの通過。

■空港内のダッシュ(つづき)
 待合いの空間、ゲートへの通路をひたすらダッシュ。それでもちょっとは冷静さがのこっていたか、トイレには立ち寄りました。ようやく50番ゲートがみえ、まだ人がならんでいるのに安心したところで、です。ほんとうに息が切れました。
  → というわけで、空港で長い待ち時間のあいだに買おうと思っていたおみやげは、いっさいなしです。すみません。

■ビジネスクラスなのだ
 これも初体験。ふつうに何の意識もせずに座っていましたけれど、トイレに立ったさいにエコノミー席をみて、1列の席数から「あぁ、そうなんだ」と思ったしだい。いちばん前の席で足もとゆったりだし、出入りも楽チン。過剰予約受付のおかげ? ダッシュしたごほうび? あまりうれしくないかも。

■成田空港にて
 入国審査は朝9時すぎということで列がどこも短く、5分もかからずに通過。スーツケースも、たぶん最後に積みこまれたからか、引き取り場へゆくと、すでにまわっていました。税関検査も、おみやげすらないので(苦笑)、あっさりと通過。クロネコの宅配便も今日の最初のお客で列もなく、完了。vodafone も変換プラグをかえすだけ。成田エクスプレスの乗車券販売所にもまったく列なし。もう順調すぎて心配になるくらいの“あっさり”加減でした。ヒースロ空港での濃い口の経験にくらべれば、ひどく薄味だったといえるでしょう。


今日はめずらしく時差ボケしたために、爆睡してしまい、12時間以上もおきあがれませんでした。そのあとも間歇的に睡眠をくり返しています。でも、何はともあれ帰ってこれたですから、よしとしましょう。さぁ、明日はコンピュータ内の片づけと書類づくりだ。

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