仕事のメール
本日は、オクスフォドからこられたSさん&Oさんご夫妻と、昼食・夕食とごいっしょさせていただきました。こういうことができるのも、電子メールのおかげです(直接にOさんとお話ししていた経緯もあるですが)。
すくなくともヨーロッパの各都市では、ネットに接続できる環境がととのっていますので、電子メールを有効な連絡手段として保持しておくことができます。ホテルや寮に有線/無線LAN環境がなくても、地下鉄の駅前へゆけばインタネット・カフェがあり、ネットを1ポンドで2時間とか、格安IP電話とかのサーヴィスを提供しており、Yahoo や Hotmail のアカウントをつくり――といっても、あたしはこの二つのドメインからのメールは受信拒否の設定をしています。迷惑メール源でもあるので――、個人で契約しているプロヴァイダや勤務先のメールの転送設定をしておくことで、最低限のやりとりの手段は確保できるわけです。電話線をモデムにつないでアナログ接続するのも、たまたまこれまで完全に×であった経験は一度もありませんけれど、電話料金じたいが旅行中はどうしても割高になりますし、そうやって接続しても、おそくて/重くて、ウェブサイトを見るような余裕はありません。
とはいえ、どこでも接続できるのがよいことばかりではありません。不愉快な迷惑メールを削除するくらいならまだ簡単です。2日前には書類提出要請、昨日は学内のアドレスまちがいメール、今日はノリのちがうメールがとどきました。いずれも、職場関係の連絡です。科研費をいただき、もっとも楽しい史料調査をしているのに、興ざめしてしまいます。ちなみに、提出がおくれることを連絡し(帰国前に提出するなんて不可能)、アドレスちがいをていねいに指摘し(返事はまったくなし。ま、そういう横柄な学部の人たちですから)、今日のは無視しました。
見ないですむなら見たくないですが、そういうわけにもいきません。家族や友人との連絡のあいだに、強制的に入りこんでくるような不作法な感さえする仕事のメール、何とかなりませんかねぇ。
【今日のビックリ】EBBOの文献を25枚のコピーにとりました。ちょうど5ポンド。1枚45円以上。笑うしかありませんね。
Comments
k2さま。ようやく、今週のはじめに懸案の論文を提出しました。現在、審査中です。また、本日は、別の宿題(学問に関わる)を終えました。
色々と励ましていただき、ありがとうございました。
現在は、別な自分の仕事を仕上げています。
あと、1週間ほどで、渡英ですが、残念ながら、(事務)仕事のメールはついてきそうです…(涙)
Posted by: としひこ | Saturday, September 09, 2006 23:19
としひこ さま
区切りをつける、というのは気持ちのよいことですよね。とにもかくにも例のブツをあげてこなければ、あたしも苦しんでいたでしょう。
まだ文書館仕事はしていないですが、8月19日にも若干の言及をした、1783年のできごとを調査しています。オクスフォドのSさんからヒントをいただいて、郷土史のようなものをさがしています。
22日午前まで在ロンドンです。滞在がかさなるようでしたら、お会いしたいものです。
Posted by: k2@コメント | Sunday, September 10, 2006 20:00