二十歳前
「二十歳前」とは「木綿のハンカチーフ」で知られる太田裕美の歌のタイトルですが、いまから20年以上も前にあたしが何をしていたかを、つい最近、学生さんに話す機会がありました。じつは、予備校生 兼 自動車教習所のアルバイト指導員をしていたです。毎日のスケジュールはつぎのようでした。
朝6時に、授業のはじまる前に教習をうける高校生を迎えにゆき、8時すぎまでお仕事。それから予備校へ行って3時すぎまで授業をうけて、4時30分くらいからまた教習所に入ります。自習室で昼寝をしていたことも多かったような……。夕食ぬきで夜8時すぎまではたらいて、最後は教習生さんをおくっていっておしまい。固形物をお腹にいれるのは平均して9時半か10時くらいでした。おまけに、そのあとで頻繁に夜遊びにいきましたから、就寝するのは午前2時とか3時。
このようなハードなアルバイトをしていた理由は自分でもよくわからないですけど、不健康であったことは確実で(タバコやコーヒーを手放せませんでしたし)、結局のところ、大学受験は病院のベッドからでかけることになりました。病院のほうが気をつかってくれて、空いている個室で受験勉強を存分にさせてくれたのは、ありがたかったです。合格(うか)ったときには、「まぐれってあるんだなぁ」と思いました。でも、それ以上に「あぁ、これから勉強だけすればいいんだ」という安堵感にかこまれたことをおぼえています。
恩師の一人が、別の文脈でしたけれど、「勉強だけしていればよい時間」として学生・院生の時期を表現したとき、何のためらいもなく同意できたのは、ドツボではあっても、今風にいえば gap year を経験していたからですかねぇ。
【書類】科研費の海外出張報告書を作成、提出。いつものことですが、今日が締切という綱渡り。
【教務】来年度の時間割(英語科目)の確認をお二人の先生に依頼。確認用のエクセル・ファイルをおわたしする。
【教務】同上。科目担当者からの問いあわせに応対。
【教務】同上。確認担当者からの問いあわせに応対。
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Comments
トラックバックをつけてくださった方には生意気ないい方で失礼しますが、「紅葉の季節」の季語としては、「山燃ゆる」よりも「山粧ふ」のほうが好みです。
Posted by: k2@コメント | Wednesday, October 25, 2006 17:45