勉強する楽しさ
ひさしぶりにまだ職場にいます。夕食も職員食堂でとりました。全国の同業のみなさんが頭と目を酷使なさっているであろう科研費の書類づくり――昨年にもまして科研費申請への圧力が高まり、各地のウェブログ、掲示板でこのネタが語られていますね――ではなく、ある意味ではもっとなさけない授業のノートづくりです。夕方からやりはじめたところがとまらなくなってしまい、ネットでイメージ検索してはコピーしたり、日記の原文の掲載されているサイトから当該箇所をひいてきたり、手持ちの本の写真を撮ったり、ほんとに楽しみながらやっています。
勉強は基本的に楽しいものです。自分の力であれ、他人に助けられたものであれ、未知なるものを既知にかえること、わがものとすること、そしてそれを他人に示してみせること、持続する意志さえあれば、こうしたよろこびを獲得できるはずです。そうしたよろこびをわかちあうときを授業にできれば……、などと妄想だけが大きくなりましたので、そろそろ帰宅しましょう。
【授業】「イギリスと日本」9:00~10:30
【授業】「英米文化特殊研究」10:40~12:10
【授業】「歴史と社会」(静岡英和学院大学)14:30~16;00
Comments
おひさしぶりです。
勉強する楽しさ、すごく同感です。
大学に入ってからの、憧れの、生きた研究者の先生たちの授業にどれほどわくわくしたことでしょう。
高校とは全然違う知的好奇心をかきたてられる興奮や熱のようなものがありました。
研究をはじめてからは、ここは自分にしかわかんないんだよなぁ、誰も教えてくれねぇしなあ…と史料を読みながら、当時を生きた人々の熱にぼーっと集中してしまって、なかなか報告に反映できなかったり^^;
私も恩師である松塚先生にあこがれて一時は教える立場になり、今も復帰を目指していますが、やはりこの喜びを分かち合いたいーー。という思いは同じですね。
我が母校の希望の若手、kさんもますますがんばって磨きがかかっているようです。
これからもみなさんのご活躍が楽しみです!!
Posted by: さわら | Saturday, October 28, 2006 11:24
> さわらさん
コメントをありがとうございます。調子はいかがですか。ウェブログを拝見するかぎり、なかなかのようで(微妙ないいまわし?)。
ワクワクできるって、とてもステキなことですよね。
Posted by: k2@コメント | Wednesday, November 01, 2006 11:49