読みにくい
機器の定期点検のために昨日は職場じゅう停電でしたので、めずらしく土曜日はお休みで日曜日に出勤してみました。やることは変わらないんですけどね。活字をおって、PCをいじって、掃除をして、ときどき休んで……。ただ、あたしじしんがそうであるように、土曜日よりもお休みの方が多めです。と納得していたら、学部長がきておられました。通常の業務にくわえて、法人化検討やら、教員評価システムやら、学部改革やら、気の休まるヒマもないでしょうに。どうか、日曜日くらいはお休みくださいね。
さて、追っかけていた活字ですけど、きわめて読みにくいのが1件。註が200個以上もついていて長いというのは、なかみが充実していればまったく問題ありません。されど、二分ドリ倍のダーシの連発はかなり読み手としてはつらくなります。二分ドリ倍のダーシとは、たとえばこういうものです(赤字の記号)。
まず、物理的な意味での治安維持がある。これは、とくに街頭・路上におけるとりしまりであり、公的な空間における秩序問題である。なかでも、群衆のコントロールは重要であった。反体制的な示威行動や何らかの大義をかかげた騒擾だけでなく、暴力的なものに展開する可能性をもったすべての群衆行動――たとえば、市長就任式(Lord Mayor's Show)をはじめとする祝祭日、公開処刑の場やさらし台にあつまる人びと――にも対処がもとめられた。これは論旨をいったんさえぎる機能をもち、また視覚的に目立ちます。これを4センテンスくらいつづけられたりしますと、いったいどこからどこへ論旨をおえばよいか、いったいこの論者は何を強調したいか、わからなくなってしまいます。文章を書くときの個人的なクセでしょうが、ぜひともやめていただきたいものです。
あと、もう一つ読みにくかったのは、6字熟語とか8字熟語を散見したことです。たとえば、
その結果大陸諸国に比べて……↑ ほら、赤字の部分を記号としてだけ目でおえば、珍奇な6字熟語でしょ (^_^;) こういうのには読点をうつべきですし、あたしだったら「結果として、大陸諸国にくらべ……」にすると思いますよ。ひらがなが好きですし、口述筆記じゃないですから。活字にするとき、もうちょっと見た目を気にしてほしかったりします。
【授業】3512教員室の掃除。
※取消線の部分はまちがいでした。ご指摘いただいたかたに、感謝いたします。知ったかぶってすみません。はずかしいです <(_ _)>
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