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病人の食事

月曜、火曜はほとんど欠食状態ですごし、水曜・木曜は流動食系をちょっとだけ。今日くらいからやっと、ものを食べる気になってきました。

というところに、うどんです。あたしのもっとも好きなうどんは、祖母がうどん粉から練って、麺棒でしごいてうって、つくってくれたもの。麺つゆも濃い口ベースの自家製でした。おばあちゃん子でしたけど、同時にとてもおとなしい子でもありましたから、できるまでずっと祖母のそばでみていたものです。手動の製麺器もあって、切れっぱしをあつめて、遊んだりしました。

こうして半日がかりでうみだされたうどんを、ねぎとしょうがの薬味だけでいただくわけですが、いくらでもツルツルでした。祖父母は精米業をやっていて、ときどき料金を現物でもらいうけていましたので、きっとその流用だったのでしょう。

そういう幼児体験がありまして、じつはほとんどの市販のうどんはきらいなんです。麺つゆも。今日はだしてもらったあとで、ついに自分で台所にたって味をかえてしまいました。

うどんはたしかに病人の食事の定番ですが、うるさい人の多いメニューでもあります。

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