奥付は信用がない?
同僚のK先生の申請した科研Bがあたったそうで、それはそれはめでたいことです。しかし、辺境の地のアイデンティティ問題というのは、ある意味で手垢にまみれつつあるテーマでもあるので、あたらしい展望をひらくのはけっこう厄介な仕事かもしれませんね。いやいや、ちょっとしたジェラシーですよ σ(^◇^;)
さて、夜9時すぎに帰宅しますと、くび大のIさんからいただいたメールにも記されていた『社会経済史学』がとどけられていました。書評の締切を半年以上もすっぽかしていた――いろいろと事情があるですが、言い訳はしません――オイラがいうのも何ですが、雑誌の奥付には「2006年11月20日印刷,2006年11月25日発行」とあり、喫驚のひと言です。そういえば、昨年度の『西洋史学』220号だったか、奥付は12月20日すぎの日付で、じっさいには3月おわりに配送されたと聞いています。
年をまたいでしまうと、たとえば、業績表では過去○○年間の仕事を書くときにじっさいとはズレてしまいます。極端な例ですけど、『史学雑誌』の「回顧と展望」は原則として、ある年の1~12月に発行された業績が対象になりますから、奥付に正確な年にはまだ現物がみられず、じっさいに公刊された年には前年の業績ということで、いずれにしてもとりあげられない可能性がでてきます。これでよいのだろうか、と思ってしまうのはオイラだけでしょうか。
歴史家の営みは何年ものこるものであるから、1,2年のズレは問題ないと考える方もいらっしゃるでしょう。でも、就職がかかっている方などにとっては、たとえば11月20日+1ヶ月くらいで出版されるのと、年度をまたいでつぎの年の4月中旬になってブツができるのとでは、大きなちがいが生じるといえます。端的にいって、公募の成否にかかわる可能性があるのはだれでもわかるでしょう。ゲラがあればよい、という場合もありますが……。
オイラなんぞがいうと生意気でしょうけど、やはりできるだけ、定期刊行物であってほしいと思います。
4月12日の業務
【授業】「英米文化論A」13:00~14:30
【授業】「英米文化研究方法論(院)」14:20~17:50
【授業】「ヨーロッパの風土と文化」の資料づくり。
【元教務】卒業研究の提出日について、学部委員長に先例をご連絡。
4月13日の業務
【元教務】学生室教務からの非常勤講師にかかわる問いあわせに対応。
【院・教務】月曜日にお願いした、大学院生の指導教員の決定について、電話をいただく。
【院・教務】研究科長より、英米文化研究分野の科目名と担当者について問いあわせ → 対応。
【授業】「ヨーロッパの風土と文化A」10:40~12:10
【授業】「イギリス社会史研究(院)」13:00~14:30
※この授業は、カリキュラムに登場した4年前から一度も開講されたことがありませんでした。幽霊科目だったですが……。文字どおりのマン・ツー・マンというのも、ちょっとビビリます。
【授業】同上。検討する論文をコピーしておわたしする。
【授業】「ヨーロッパの風土と文化A」の講義資料を作成 → ウェブログに登載。
【授業】「英語で読む英米文化入門」の講義ファイルを作成。
【授業】受講取り消し&受講うかがいの学生に対応。
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