寛容でないご通知
諸国行脚の修行の旅から日和ってもどってまいりました。お~つかれ、あ~しんど……。おつかれさまでもどってきますと、以下のようなご指示をふくむご通知をいただいてました(文章の一部を改訂)。
3 パソコンのOSがMacの場合、こちらでファイルを開くことができません。このため、Macを使用して原稿を作成する場合は、次のいずれかにより提出願います。
(1)上記の1~2の要件を満たしたものを、紙によりこちらへ提出する
(2)ファイル保存形式をWindowsでも開けるものにする
(3)「研究の目的、成果及び今後の展望」欄に写真・グラフ等を使用しない場合、「メールに直接文字データを貼り付ける」又は「テキスト形式のファイルで保存する」ことにより送信する。
おほほ×∞(※「ほほ」の部分のみ) OSがちがうとファイルが開けなくなるですか、なんちゅーパソコンでしょうね。うごいているのは、MS-DOS 2.11 くらいでしょうか、それとも N88-BASIC でしょうかねぇ。
Mac OS をつかっている方々の紙原稿はスキャンしてくれるみたいです。うらやましい、と同時に、どのようなマシンを「こちら」さんではおつかいなのか、興味があります。
7年ほど前、「こちら」さんのある方からうかがったところによりますと、公式文書がカギ括弧+句点でおわっていたばあい、両方とも半角にして1文字分としていたそうです。「こちら」さん全体でおつかいになっていた、あるワープロ専用機の規格にもとづく書式でした。それをPCのワープロで再現しようとしますと、等幅フォントで外字をつくらなければならず、誰にでもわかるようなめんどくささでしょう。今回のご通知もどこか、おなじようなことがくり返されている気がします。多数派に寄り添って楽しておこう、という心性と申しましょうか、自分でしらべてみようとしないあさましさ、と申しましょうか。あたしがときどき当てこすりのメールをおくっても、いまだに堂々と、ファイル名に丸数字=機種依存文字をつかわれる方々ですから。
ここはあたしも自宅の Mac OS 9.1 ではしっている JEdit でテキストファイルの原稿をつくり、メールに貼っておくりましょう。あの面倒な MS-Word 文書へは「こちら」の方々が成型してくださるでしょうからね。あ、いま気がつきました。これって「寛容でない」のではなく、「とっても気がつく、やさしい」ご通知になっています。ま、いいかぁ。
【書類】出張伺を作成。
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