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The Old Bailey

Allyson N. May, The Bar and the Old Bailey, 1750-1850 (Chapel Hill: The University of North Carolina Press, 2003) という本を読んでいます。著者の May はあの John M. Beattie から博士論文の指導をうけた秀才です。ロンドンの刑事裁判所であったオールド・ベイリに18世紀なかばから登場してくる、被告人弁護士の集団について、法制や社会層をふまえて分析をくわえています。あたしとしては、オールド・ベイリの評判、それは建物の評判や集まる人びとの風評もふくむものですが、とにかくこの裁判所にかんする評価のいっさいを考えたいと思っての読書です。つぎのつぎの仕事のため、というといかにも中長期的な未来をよく考えてやっているようですが、その実はいきあたりばったりでして、自分の勘を信じるしかないという開き直りにすぎません。ただ、すくなくとも日本ではだれもいままでしっかりとこの裁判所について論じた人はいないです。18世紀ロンドン(シティ)の司法制度については法制史の人がやっているでしょうし、なによりも Beattie の著作を読めばすっきりわかります。それはそれでいいし、あたしの仕事じゃない。あたしがやりたいのは、その司法制度の、すくなくとも一つの重要な核であったものを目にみえるかたちにする、ということです。うまくいえませんが、建物とそのなかにいた人びとから、制度のうごくさまを可視化したいな、と。

あぁ、もうこんなことを考えていると、犯罪報道と公共圏など忘れてしまっています。都市インフラとしてのニューゲト監獄も、イギリス近世の治安維持などという宿題もあるですけど……。授業や公務がどれだけ忙しくても、1日に1時間は論文や研究書を読書する、そういう実践で乗りきれるかなぁ。「きれる」じゃなくって、「きる」だよなぁ。

【授業】「ヨーロッパの風土と文化」10:40~12:10
【授業】「イギリス社会史研究(院)」13:00~14:30
【授業】別の授業のレポート参考文献を借りにきたゼミ生さんに対応。
【書類】健康診断(指定年齢検診)の書類について、総務室の方にうかがう。
【書類】同上。一部をのこして作成。

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