個別ケース
ぶじに学習発表会はおわりました。もう文章にして活字になっているものですし、ニョロニョロ文字を解読して転記して検討したものではありませんので、あまりこだわりたくありません。ただ、オールド・ベイリという場所については、「都市インフラ」で書こうと思っているよりもあとの時代について、市民的なプライドの形成とあわせて論じたい。とっかかりがあまりないのですが、付近の景観もあわせて、建造物そのものの変遷をたどっている最中です。その準備作業としては、いけてるところもある……かなぁ。むしろ、昨年のいまごろ、伝馬町や小塚原をおとずれたことのほうが印象深いかも。
さてさて、アタシのような遅々としてすすまず、また重箱の隅をつつくような研究を嗤う発言を、今日は2度も聞いてしまいました。タイトルの「個別ケース」の問題です。だいたい、個別でないところからはじめられるものとは何でしょうって思ってしまう者とは、そもそもかみあわない話です。全体、というのは個別のよせあつめではなく……、という言説はありだとしても、それは全体性への志向でしかあらわせず、それ以上ではないのではないか、とアタシなんぞは思います。ミクロストーリアへの批判にたいして、誰であったかも、正確な文言も忘れてしまいましたが、「村を研究するのではない。村に身をおいて研究するのだ」と返答のあったことを思いだしたりしました。今日のその場面にあわせていうなら、“ひとりひとりの life history をあきらかにするのが目的ではない”ということでしょうか。
まぁ、中世ヨーロッパに誕生した大学について、「多くはローマ法皇を経営主体とするものですが、なかには学生の組合によるものも生まれてきました。その後歴史が進むにしたがって、中世の国家や王家が設立した大学も誕生してきました」と、はっとするような見解をもつ方の意見ですので、尊重したいとは思います(以下、略)……。しかし、この文章も「その後」のあたりはすごい力業ですよね(力業というよりも、むしろ……以下、自粛)。
【PC実習室運用】副委員長の先生より、会議開催の要請 → 何人かの先生方と電話で連絡をとり、今日の開催は無理と判断。
【PC実習室運用】同上。再度、副委員長の先生と電話で協議して、来週の月曜日の開催とする → 電話とメールで委員の先生方にご連絡。
【科研費】出張関係の書類を受領し、記入。
【研究費】研究成果フォーラムでポスター発表(初体験ですぅw)
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