辞任の雑感
午後2時からの辞任の会見をテレビでみました。ゆっくりしゃべっているのに、頭のなかの整理がついていなかったのか、いまひとつ意味不明な内容だったと思います。なぜ、いま、辞めるのか。報道関係者の質問でもでていた項目ですが、明確な回答はありませんでした。
雑感はいくつかあります。
●●史上最低のタイミング?●●
2週間ほど前に内閣を改造し、3日前に職を賭す覚悟を表明し、2日前に所信表明を演説をおこない、さて、というところで辞任です。総理が辞めれば自動的に内閣は総辞職ですから、各省庁の事務方にとって改造内閣は何だったの?ということになるでしょう。
●●前任者のマネ?●●
シドニーできった見得は、ひょっとして郵政選挙のときの再現をねらったでしょうか。特措法だけに集中してほかの問題を遮断し、一点突破に死中活を見いだそうとしたでしょうか。でも、誰も「職を賭す」に反応して踊りだしてはくれませんでした。しらーっとした空気がただよっていました。
●●ひょっとして?●●
タイマン勝負にはつよかったかも知れません。人につよいというか。でも、組織の長として、組織 v. 組織のときにはまとめきれなかったという印象です。圧勝、完勝、大勝のときはいいけど、陣取り合戦みたいなのは苦手そうです。
意味不明感はふかまるばかりです。ただ、今宵にかぎっていえば、視聴率が非常に低迷している番組でしたが、2時間ドラマの女優陣が総出演していて、個人的にはけっこう楽しんでいた「さくら署の女たち」の最終回が、報道特番を入れたために、なんと土曜日の午前中にまわされしまったのが残念です。ま、朝日新聞は徹底的に敵対していましたから、しかたがないかな。
Comments