入試科目
あまり深く考えてはいませんし、ほんのつぶやきていどのものです。
わが社の二次試験は、学部共通+学科別問題の2本立てとはいえ、英語のみです。学科別問題では、国際関係学科は社会科学または人間科学的な英文から出題される傾向、国際言語文化学科は人文学関係の英文から出題される傾向が、若干はみうけられますけれど、あくまで“英語”の問題ですから、たとえば地域の場所を答えさせたり、書いた答案の文章の巧拙が採点されたり、英文のなかのことばの概念についてたずねられたりはしません。そういうのは、地理や小論文や倫理社会(または現代社会)の問題だからです。
こうした二次試験の出題科目からは、英語のできる受験生を入学させたいという意図がくみとれます。じっさい、入学者の英語のレヴェルはわるくない、むしろ、向上しつつあるといってもよいでしょう。
しかし、わが社は“国際関係学部”という看板を背負っています。学科名にも“国際”という名前が……。英語のできる学生が英語以外の言語に興味をもつか、あるいは社会科学的な発想になじむか、というと、一概にすべてを語るとか、なにが多数派であるかを推測するのは不可能とはいえ、なかには易きに流れる=英語だけで充分であると考える学生さんもいるわけです。ちなみにオイラの科目「英米文化論」は、レポートの出来不出来で評価されますが、英語の得手不得手はほとんど関係なく、粘着力とこだわりと否定的直観への信頼とが出来不出来を左右するように感じます。
さて、二次試験をうける前には大学入試センター試験があります。各大学は受験科目をこれとこれとこれと指定するですけど、一昨年くらいからでしょうか、国公立大学では5教科7科目を課すところが多くなっているそうです。ベネッセの資料によると、その数はなんと109大学403学部に達しています。まぁ、学部の専門にもよるでしょうし、これまた一概にたくさんの科目を課せばよいというわけではないでしょう。でも、わが社は前期が3教科3科目、後期が2教科2科目です。あきらかに少なめです(おなじ科目数なのは、北九州市立大学くらいかな)。受験者にフレンドリかもしれませんが……。
オイラとしては、もう少しひねくれた二次試験にしてもよいか、というくらいは思っています。経済学がご専門の先生のゼミにゆくのには、やはり数学が必要じゃないか。法律学や思想研究だってあるのだから、公民系の科目が得意なほうがよい。なんたってイギリスの歴史学をやるオイラのゼミにくるのに、国教会や漱石を知らないのは困る。英語は否定しないけれど、そうではない科目が得意な受験生もとりたいなという感じです。だからたとえば、総合問題をつくって「○○と○○と○○の履修を前提とする」とか、学科別の英語問題にくわえて公民系や地歴系、数学をいれる(つまり、4,5科目から1科目を選択する)ようにするとか、できないかなぁ。
負担増にはならないと思うけどね。
【書類】科研費の支払い依頼書を作成(途中で費目がわからず、産学連携室におたずね電話をした)。
【書類】同上。産学連携室へ提出。
【元教務】時間割の作成について、現コース教務委員の先生から確認事項あり。
【元教務】希望演習調査票について、助教の先生から確認事項あり。
【?】Dream Seeds なるサークルから「ゼミ説明会」の依頼状を受領。明日の演習のさいにゼミ生さんにわたす予定。
※しかし、「説明会」をやってデマが流れたばあいに誰が責任をとるのでしょうね、と揶揄してみるテスト。
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