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年齢

E・P・トムスンの訳業ですけど、だいたい、「あきまへんわぁ」くらいから「ぼちぼちでんな」くらいまでの調子ですすんでいます。すくなくともドツボにははまっていません。睡眠時間をのぞけば、授業しているか、書類仕事をしているか、ご飯を食べているか、訳業をしているか、の四つの分類でほぼオイラの1日、とくに職場の時間は描けてしまいますので、けっこう気にしてやっているとはいえましょう。校正の書きこみにつかう万年筆(ペリカンのトラディショナルM200)のインクの減りも早くなってきました。ただ、ここのところは異常に書類仕事が多いので、なんとも閉口します。あれや、これや、それや、どれや……。

日曜日は友人を自宅にまねいた息子に追いだされ、スタバへとでかけました(グランデでも3時間以上にわたって粘るのには無理があります)。訳稿をいじりながら、ふと思いました。トムスンは何歳のときにこの論考を書いて発表したのだろう、と。古いほうからたしかめてゆくと、「モラル・エコノミ」が1971年、「貴族の社会、平民の文化」が1974年、「18世紀イングランド社会」が1978年、「モラル・エコノミ再論」はおそらく書き下ろしなので1991年ですから、1924年生まれのトムスンにとって、それぞれ、47歳、50歳、54歳、そして67歳のときの作品ということになります。えぇーっっ。

オイラは英語のニュアンスとか、調子とか、文体とか、はっきりいってあまりよくわかりませんし、気にもとめません。自分にとっておもしろければ、それはよい英語ですし、つまらないのはうつくしくても駄文です。ただ、トムスンの「モラル・エコノミ」とかは、もっと若い感じがしていました。史料の徹底度にしても、論理の展開にしても、40歳代後半というより、もっと若々しい。それが、いまの自分よりも年上のときのものだなんて……ねぇ。

ということなので、もう少しおちついた、ていねいな文体になるようにこころがけてみましょう。

【授業】「英語で読む英米文化入門」の授業資料づくり → 印刷。
【教務のお局】「英米言語文化入門」の講義担当者表について、現在の教務委員の先生に問いあわせ。
【教務のお局】同上。明日の1限目に配布する用意ができていないことがわかったので、後期のシラバスを担当されている先生に担当者についてうかがう。
【教務のお局】同上。エクセルのファイルにうちこみ、一部を調整して印刷 → 第1回の担当者におわたしする。
【教務のお局】同上。担当される各教員のメールボックスへ投入。
【書類】科研費の実績報告書を作成。
【書類】科研費の交付申請書と交付請求書を作成。
【作業部会】研究科長から電話 → 今後の日程についてお知らせするとともに、ファイルを再送付。

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