いかなるコーヒーを
黄金週間の連休も、残すところあと1日となりました。5月は学会シーズンでもあり、お休みどころか、報告のチェックに余念のない方々も多いことでしょう。職場の向こう三軒両隣りがまったく人気(ひとけ)のないときに、部屋にこもって目をしょぼつかせていた経験が、何回かオイラにはあります。三好町でつとめていたころ、職場のまわりの歩いていける範囲には、休日に飯を食えるところがほとんどなくって――いまもあまり変わっていないらしいですが――、おなかがすいて、おなががすいて、おなかがすいて……、まるで断食修行のような雰囲気になっていたことがありました。コンビニもなかったですからね。それに、建物の出入りをするのに、いちいち守衛さんにカギを開け閉めしてもらわねばならず、しかもこれが前日までの届け出制で、とてもめんどうだったのです。極力、休日には建物の出入りをしない/させないぞ、いてもいいけど閉じこめとくぞ、という感じでした。それでも、休日によく職場にきていたですけどね :-P
原稿ができたときには、何よりも、やっとこれで外にでてご飯が食べられる、とおおいに安堵したものです。
今年は学会報告などないですけど、息子たちはそれぞれに部活に精を出していますから、家族ででかける予定もなく、さりとて家でゴロゴロする余裕もなく、職場で訳稿などをいじっております。まわりにはコンビニが何軒かありますので、さいわいなことに断食修行とはなりません。いざとなれば、美術館内のレストランも営業しているはずですし、15分ほど歩けば、JRのローカル駅とはいえ、食い物屋のあるあたりまでいけます(これまでの11年で2回しか、昼食をそこまで食べにいったことはないですけどね)。
ただし、問題が一つ。このごろマイブームになりつつあるカフェマキアートが飲めないです。そもそもオイラ、自分で淹れるコーヒーはドリップ派なので――ネルドリップでじょうずに蒸らしができたときのコーヒーのお味は、タレーランの名言のとおり、「愛のように甘い」――、エスプレッソは縁遠いですし、ラテやカプチーノが飲みたいがためにエスプレッソ・マシンなど購入したいとは思っていませんでした。また、職場の部屋で火はつかえませんから、直火式などはなからありえない選択です。それでも、昼食後だけで6,7時間かそこら、うだうだと机にむかうお仕事をしていますと、マキアートやラテが飲みたくなってきます。いっそのこと、amazon あたりで4,000円前後に売りに出されているマシンを買ってしまおうぜ、と物欲魔神がささやきかけてくるのです。
う~ん、あと1日のガマンだ。ホホホ!(^O^)
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