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避暑地日記・その10

今回の滞在中は地下鉄がとまらないな、とホッとしていたところ、海外逃亡のラス前にきて、いつも乗車する線の東行きが、「目下のところ」、うごかなくなっていました。「目下」というのはまったくあてになりませんので、さっそくほかの路線へ乗り換えです。ケータイをとりだす人もいましたけれど、路線図とにらめっこしたり、行き先掲示板を気にしたり、ホームでため息をついたり(、らじばんだり)する姿は、どこかで拝見した「地下鉄の不通は人を哲学者にする」を思いださせてくれました。オイラはいそぐ旅ではありませんので、ちょっとした人間観察の機会でした。

※ちなみに、日本にいるときには経験したことがないのですが、電車が走りだして加速をしてゆくとき、“カツーン”という音とともに滑るというか、加速がぬけるというか、自動車のような内燃機関をもった乗り物でいう「逆火(バックファイア)」のような現象がよくあります。線路のゆがみではありません。あれって、何でしょうね。

明日の夕刻に去る当地は、まさしく避暑地でした。ちなみに、今度の週末にはやや気温があがって、26度くらいになるようです。去ってゆく者にはまったく関係ありません。相対的に発熱のすくない X41 でなく、発熱に正直なダイナくんをもってきて本当によかったと思います。指先の末梢から暖まりますもの。

今日は図書館で人買いの交渉をし、これからすこししらべてみようと思った事件にかんする基礎的な史料のコピーをとり、1年半ぶりのなつかしい人に会えました。懸案にしてきたことがさっと片づいて(結果はどうあれ、一度は手をつけることがつぎにつながると信じています)、店のおやじさんが「マジで辛いよ」というカレーを美味しくいただけました。ターメリックも効いていて、じつに食欲をそそるものでした。

避暑地日記、これにて「完」でございます。

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