避暑地へまいります
明日から(正確には、離陸するのは明後日ですが、前泊しますので)しばらく静岡を離れます。行き先は、むこう5日間の予想最高気温が20~22度という、何とも快適な避暑地のようなところです。
じつはここ数日間、毎度のことながら、この“やり場のない熱気をいかにとやせむ”となげく季節の旅行で、スーツケースに長袖のシャツや薄手のセータをつめこむ作業に逡巡していました。
「つめる作業だけで汗がでるというのに、はたして本当にこれを着るだろうか……。」
いやしかし、たしかに、2年前の8月末につくってもらったBLの入館証の写真をみても、しっかりと長袖の上着をまとった自分がうつっているのでして、手元のこれが夢幻でなければ、長袖は必須のはずです。もっていかないときっと後悔するでしょう。ただでさえ、オイラのいくような文書館は天敵のように超強力な空調のフル稼働しているところですから。しかしながら、
「いや、それでも、あのときは公園を散歩して、アイスクリームをなめながら読書したじゃないか。」
などという記憶もよみがえり、左肩のぐあいも気になって、すこしでも荷物を軽くしたい欲望に負けそうにもなります。数日間は葛藤するうちに過ぎ去ってゆきました。そんなこんな、なんやかんやで(「33分探偵」みたい)、荷造りを先延ばししつづけたですが、ようやく今日、ざっくりとあれこれを放りこみ(最初からこうすればよかった?)、自己流の計量まで終了しました。17キログラム強でしたので、これでよしとしましょう。忘れものがあったら、それはそれでしかないし、忘れ物がなきゃないで、よかったねですし。
出発の準備はできました。そこでひとこと。「ブログ通信簿」でも「マメ度」だけはよい評価をいただいてきましたが、9月のはじめくらいにかけては下がる気がします。今回、短期間でもでかけるのは、避暑というよりも“避仕事”をしたいからで、何百年か前の書物をひらいたり、おなじく何百年か前の手紙を読ませてもらったりしながら、あるいは、カフェでコーヒーを飲みながら、飲み屋でビールをいただきながら、知った人の少ないなかで考えごとをしてきたいです。コインランドリーで洗濯をしながらでも、ひらめくことがあるかもしれない。ネタがないではないでしょうけど、いつもの浅はかさはほっといて、すこしは重々しくいってみようかと。(とはいうものの、ネットカフェからでも書きたくなったら書くかもしれません。そこはそれ、オイラは身勝手なやつです。)
8月末締切の原稿や校務もないではないですけど、それ(とくに、後者)は華麗なパスワークと必殺のスルーパスで 逃げ切りたいものです。9月はじめから中旬にかけてのお仕事は、すでに7月に取り組みましたので、まぁ、何とかなるんじゃないでしょうか。
結局はいつものノリで、とりあえず、いってまいります。
8月17日の業務
【授業】3512教員室の掃除。
【授業】成績報告書の点検 → コピー。
※あとは提出するだけです (^_^)b
Comments
ご無沙汰していますが、お元気ですか?
当方、17日から3週間の予定でレンヌ(フランス)に来ています……が、最低15度&最高20度というところでしょうか、かなーり涼しいです。今日などは、長袖の上着を着ているんですが、あまりの涼しさにクシャミを連発しながら県文書館でしごとをしていました(夕方から一応晴れて夏らしくなりましたが)。そんなわけで、まわりをみると、毛糸のセーターや春秋用コートあり、その一方で袖なしTシャツあり。いやぁ季節感ゼロですね、これは。
イギリスはいかがですか?
Posted by: 小田中直樹 | Thursday, August 21, 2008 01:55
小田中さま
ごぶさたしております。あの寒かった松江いらいですね。
こちらは20日に到着し、29日の夕刻には帰国便に搭乗するという、いささかあわただしく、どこかわびしくなるような日程です。いや贅沢はいいません、今年度末までは。
到着初日に夕食にでましたら、雨にふられました。驟雨でしたが、すでに秋の風情があります。当地もやはり最高気温20度+1,2度くらい、最低気温が15-1,2度くらいでしょうか。語学研修にでかける学生さんに、「日本の2か月先の気候のつもりで準備したらいいですよ」と衣服の助言をしましたが、当たらずとも遠からずです。サイズの関係で空調設備をとりつけられない地下鉄も、この気候ならまったく苦になりません。
図書館では、さすがにまわりは長袖の人、セーターやジャケットでひっかけている人が多いです。オイラなんぞは、逡巡しながらも持参した上着なしではたえられなかったことでしょう。ところが、よーくさがしてみるとノースリーヴやキャミもマジでいるのです。ただならぬ異形の雰囲気、というと大げさでですが、すくなくともただ者ではありませんね。
同僚のK先生は9月に渡仏の予定です。どこかで邂逅することがありましたら、どうぞよろしく。
Posted by: k2@避暑地 | Saturday, August 23, 2008 03:57