避暑地日記・その2
図書館で獲物が出庫されたのを確保したあと、荷物をロッカにおいて、中央刑事裁判所へとでかけました。手ぶらでいったのは、裁判の傍聴をするのに、バッグ、カメラ、飲食物、ケータイなどをもちこんではいけない、とウェブサイトに注意書きがあったからです。地下鉄の駅にコインロッカなどはありませんし、宿までもどって出直すのはめんどうですし、それに、図書館のロッカなら安全ですし……。(すみません。こういうふとどきな利用者がふえないことを祈ります。)
犯罪(者)とか、裁判(所、法廷)とか、処刑とか、監獄とか、そういう分野を勉強しているくせに、恥ずかしながらオイラ、現代の裁判を傍聴したことがありません。ましてや、外国の裁判など、近寄ってはいけないものとさえ思っていました。テレビや映画でさんざん観ているからよいなんて軽く考えていたふしもあります。せっかく外国にいるのですし、どうもひと晩では時差ボケを解消できなかったみたいなので、今日は読書よりも経験だ!とふんぎりをつけて、生涯ではじめての裁判傍聴にでかけたのでした。
いやいや入る前はドキドキと緊張しました。なにせ、はじめてですからね。中央刑事裁判所の前に到着して、法服とカツラをかぶった方が二人でタバコを吸っている風景にちょっと面食らい、傍聴席にいくのとは全然ちがうドアから入ってしまったりして、緊張感は高まるばかりです。受付の方にていねいに入り口をおしえてもらい、いってみると、けっこうな長さの列になっています。でも、待ち時間はそれほどでもなく、男女別に保安検査をうけ、進んだり、とまったりしながら、傍聴席へと着席したのでした。裁判の傍聴じたいはよい経験でしたが、長くなるので、ここに感想は記さないでおきます。
今回の最大の作戦を無事に完了した、ということで \(^^:;)...
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