明日は研究科の入試です
明日は職場で入学試験があります。文字どおり、朝から晩までお仕事という方もいらっしゃるので、暑気中りならぬ夏バテがでている身体にむちうって、ご奉公せねばなりません。用意万端ぬかりなく、とりあえず、終わりよければすべてよし、と口にできるようにしたいものです。
夏のおわりの院試ですが、20年も前であれば考えもしないことだったでしょう。なにせまだ卒業論文の史料や文献を読んでいる時期にあたりますから、ちゃんとしたものも書けずに試験だけをうけるなんて、それこそ鬼の笑う話だ!とかいわれそうです。そう、院試といえば1年でいちばん寒い季節におこなわれる、というのが相場でした。
自慢できることでも、そうそう他人にあかす話でもないので、たぶん書いたことはなかったはずですけど、オイラは院試に落ちています。いうまでもなく、落ちる=不合格です。でも、浪人はしていません。つまり、複数の大学院を受験したです。こういう経験は、そのころ=20年ちょっと前にしてはめずらしかったと思います。「これからは院生も遍歴する時代だ」と、背中を押してくださった方もいらっしゃったので、いけるところまでいってみようなどと、臆病者かつグータラ野郎にしてはめずらしく欲をかいたです。
ちなみに、受験して落ちたのは東京大学でした。いまはどうなっているのか知りませんが、そのころは2月に2回の試験があって(大学の先生はヒマじゃないよね)、一次試験、一次試験の発表(ここで他大学からの受験者はうかっていると論文を提出する)、二次試験と3回も東京・名古屋を往復しました。もう、移動するだけでおなかいっぱいになってしまい、楽しく落選したという気分でした。就職活動をせず、4年生のあいだはずーっと下宿と大学とを往復していただけでしたから、新幹線や東名バスに乗るとうれしくってしかたがなかったです。
あのとき、二次試験の面接をしてくださった先生方は、オイラのことなどおぼえていらっしゃらないだろうな。というか、ある方とは、2年ちょっと前には一対一で話をする機会があったにもかかわらず、おたがいにまったくそのことに思いいたらなかったようです。「縁は異なもの味なもの」なのでしょう。
とはいえ、一期一会ということばもあることですし、明日は誠意をつくしたいと思います。
【運営委員(院)】明日の予習と準備。
【PC実習室運用】3109実習室のモニタが更新されたとの通知をいただいたので、確認。
【授業】「英米文化研究方法論(院)」のレポートを受領。
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