乗り物のなか
先月の避暑地では、ついぞバスや電車の車内でPCを開いている人を見かけないなぁと思っていましたら、ラス前の日に宿所へ帰る途中、地下鉄内で白いマックと格闘している女性を見かけました。通路にはスーツケースがありましたので、これから空港までゆく予定だったのでしょう。ビジネスにせよ、リサーチにせよ、おつかれさまなことです。
かの地でも数を増やしつつありましたが、日本の車内では、ケータイをいじっているか、ヘッドフォン類をつけているか、という方々が圧倒的でしょう(旅行ガイドなどでは、両方とも無防備な格好としてとりあげられ、海外ではやめたほうがよいなどと警告される習慣の代表です)。あるいは、新幹線などではPCを開いている方々もよく見かけます。そうそう、時間帯によりますが、新聞を読んでいるというのもありますね。でも、となりの席にいる人の新聞をのぞきこむのは、やや気のひける行為です。また、無料の新聞はないですし、ひとりが読んだ新聞を車内の棚や椅子を介してまわす習慣は、ごみの放置とみなされて、あまり感心されません。「ところ変われば品変わる」ですし、「郷に入りては郷にしたがえ」ですから、あえて自分がやってみようとも思わないですが、どうせ捨てられるのなら、共有感覚で車内においてゆくのもありかな。
オイラが、すてきだなと感じる車内のすごし方は、やはり読書です。文庫や新書ではなく、分厚い本をバッグに忍ばせて、場所をきめたらさっそくしおりをたぐって読みはじめる方を見ると、あぁ、なんて艶っぽいのだろう、などと思います。それが、「○○市立図書館」などと印のおされた本だったりしますと、さらに萌えてしまうかも ♪(/゜)/ ̄ハィ♪
就職した前後、1年半ほど地下鉄通学・通勤をしたことがありまして、片手で重い手提げ通勤バッグやワープロの入ったトートバッグをもちながら、片手で本を読んでいました。時間は細切れになりがちでしたけれど、不思議と集中できるものでしたね。皆がおなじことをする必要はまったくありませんけど、車内で読書をする人がもう少し増えてほしいと思います。
たぶん、オイラは映像よりも文字が好きなんですよ。
【国際交流】語学研修体験記について、メールのやりとり。
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