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学年暦

先回の委員会で来年度の職場の暦が決定されました。月曜日と金曜日を確保することがむずかしいのは例年のことですけど、みなし○○でかわすしかありません。私立であれば、国民の祝日もやるぞー!てなことがふつうにおこなわれるのでしょう。労基法にたがってはいないのだろうか、などと友人のところを揶揄していたのは7,8年前の話かなぁ。

15回分の講義回数を確保することが暦づくりの至上命題化したのは、わが社では3年くらい前のことでした。そのころは暦を話しあう委員会からすこしはなれていた事情もあって、なぜ、形式的な問題に偏執狂的な関心をいだくのかがさっぱりわかりませんでしたが、何とかかんとか評価とか、ハラホロヒレハレ申請とか、あったですねぇ。オイラは、講義の回数くらい自分できめるわい、と思っていますので、実質的には何も変わっていないです。でも、非常勤講師の先生方や月・金に講義をやっていらっしゃる方々には、学生さんのモティヴェイションの維持などでご苦労も多いことでしょう。今日、英語の教科書の1課分をすすみ、明後日にまた1課分、来週のおなじ曜日にまた1課分などという時期には、充分に予習・復習もやらない/できないでしょうし、キセルをする者もでるはずです。

さらに、こっちのほうが問題ではないかな、とうったえたくなるようなこともあります。その1は、私立でないオイラの職場で講義回数を確保するためになくなったもの、「補講期間」です。土曜日にやるでしょうか。とくに、この2年間、諸国漫遊の修行にでかけることが多く、下手をすると、前期の4,5回分はやれていませんでした。これは極端な事例としても、休講をして後ケアができない暦制度は融通性に欠けます。職場にオイラたちを縛りつけておくことだけでしか、この制度は機能していません。

さらに、授業回数は確保できたとしても、その2として、実質的に授業に出席できない/しない時期というのが、学生さんには存在します。お試し期間と称される講義1回目(1週間+最大6日)は、はっきりいって無駄です。FD委員会はシラバスの改良をめざしているそうですが、シラバスを実質化すればすむ問題はまったく解決してくれません。お試し期間なんて、シラバスを読んで講義登録をするようになれば、まったく必要ないのにねぇ。そういう方式をとって、第1回の講義のさいには受講者名簿ができている大学もあるのにねぇ。ただ、まぁ、最初の1週間はこちらも試運転なところがありますから――授業のしかたを忘れてますし \(^^:;)...――、リハビリ期間と思えば怒りはわかないかも。オフィス・アワーズを実質化できる機会でもありますし。

お試し期間の上をゆくのが、いわゆる就活や研修です(最近は、無駄に昼休みの放送をする某部局の人も、この「シューカツ」なることばをつかいます。おまけに、ときどき噛むし (-_-X))。とってもたくさんの3年生の学生さんが、多くの4年生の学生さんが、講義を休みます。一生の問題といわれればそっちのほうが大事なのでしょうけど、講義に出ないで勉強しているといえましょうか。遠隔授業とかeラーニングとかの施設がないわが社で、就活期間中に実質的にどれだけの学習が達成できているかは、FD研修会をのんきにやっているよりも、喫緊の課題じゃないかなぁ。

勉強をしてほしければ、卒業単位数を増やせばよいだけですけどね (/--)/

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