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(私的な)仕事おさめの日

1992年に就職していらい、毎年のことですが、1年の仕事おさめは12月30日です。ぶっちゃけた話、年度の変わり目のほうがはるかに重要で、また多忙であったりするですけど、そこはそれ、冬至をすぎて光のよみがえりはじめるころ、あらたな生命を祝うのも悪くないでしょう。――ちなみに、冬至のあとも日の出の時刻はおそくなりつづけます。日の入りがのびはじめるわけです。日の出の時刻が早まりはじめるのは1月10日をすぎたころでして、成人の日のあたりです。ちょうど、1年の豊作を願う“ドント焼き”をやる時期のはず(幼いころは、“どんどん焼き”と思っていました)。農事暦を身体で知っていると、ちょっとだけ自慢になりますね ┗(●`п´●)┛エッヘン

これまで毎年にように12月29日まで卒業研究、卒業論文につきあってきました。そのため、30日の仕事おさめは、大掃除に年賀状の本文と宛名書きで大忙しの1日となっていたです。ところが今年はまったく余裕をかましていて、卒業論文の「そ」の字もない12月末でした。ただし、これは今年度のゼミ生がとびぬけて優秀なためではなく、むしろ、とびぬけて極楽トンボなためとしか思えません。きっと、年があけてからでいいと甘く見ているのでしょう。提出の3日前に、fatal error を指摘されたり、根本的な構成変更をコメントされたり、直しが間にあわないくらいの多くの技術的なまちがいが判明したりするかもしれないのにね。そのときになってオイラの名を呼んでも、こたえられないよ。

というわけで、この2日間は充分に勉強と物書きができました。セイラ・マルカムはコース紀要に載せきらなかった後半部分がほぼあがったので、「歴史の場」のほうの報告書は余裕です。しかし、これが2か月前だったら、不渡り手形にならずにすんだのに orz
Andrea McKenzie の本も読みはじめました。この人、Simon Devereaux の配偶者さんなんですね。しかも、John M. Beattie のヨーク大学(カナダ・トロント)での指導生にあたります。Allyson N. May といい、この McKenzie といい、優秀な女性研究者が育っています。

今年のはじめから萌えていた訳業は、どうも空振りしちゃったみたいですけど、来年には公共圏の共同研究が世にでる予定です。都市史の短編はこれも陽の目を見そうにありません。個人的には、夏に裁判をオールド・ベイリで傍聴できたのが忘れられません。来年度の予定としては、警察論集が楽しい仲間と仕事ができることでしょう。3月には出張仕事がおわりになりますから、静岡でおちついて勉強をしてのぞみたいと思います。

それではみなさま、よいお年をお迎えください。

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