学長選考の意向投票
先週の月曜日、“つぎの学長、だぁれがいい?”的な意向投票が行なわれました。
法人化してはじめの学長えらびです。どうするのかなとながめていましたら、今回は「準備不足」の文字がしきりに目にとまり、そのため、出張中であったオイラには貴重な1票を行使する権利=不在者投票すら保証されず、“あんただけはいやよ”的な意志の明示さえできずにおわっちゃいました。あらためて、どうしたもんじゃらホイという絶望感におそわれています。だったら、重要会議の名目で出張からいそぎとってかえし――秀吉の「中国大返し」かいな――、清き一票を投じておけばよかったではないかと思われるかもしれませんが、その前日の昼食後には、出張先でプレッシャと拒食と精神的な不安定から目をまわしてぶっ倒れ、役立たずの廃人状態でした。“無理をいわんといてください!”です。
あとからブチブチぼやいても、おわったことはしかたがない。それもたしかに正論ですし、それを言われちまったら元も子もありません。とはいえ、今回の意向投票はいかにもチャチでした、とは叫んでおきたい。オイラの職場の各学部・研究科には教授会や研究科委員会があり、全学的には過半数の構成員からなる労働組合も存在します。職員の方々も各室ごとのまとまりや、事務局としての独立性だって保っているはずです。そうしたところが公開質問状の一通もださず、たがいに連絡をとりあうこともなく、ただ通り一遍の候補者の履歴が選考会議から配付されておしまいなどというのは、“もうあたしらは理事会っちのきめる学長でええずら”と、静岡弁の三部合唱で歌っているようなものではありませんか。
以下にチャチなものであったとはいえ、いわゆる大学の全構成員自治の退潮がいちじるしく、学生自治会のしんがり戦のようなものであったとはいえ、1980年代にオイラの在学した大学には、学長の意向投票が学生、教員、職員に保証されていました。不在者投票はなかったけどね ヾ(^。^*)まぁまぁ
学長候補者の意向投票の前には、学生自治会、院生自治会、教職員組合から候補者にたいして質問状がだされ、候補者はそれぞれに質問に文書で回答し、学内の各所に張りだされたものです。意向投票が成立し、各層の過半数によって「×」をつけられた候補者は、学長不適格者とされる内規もあったはずです(じっさいに意向投票が成立し、過半数が「×」をつけた候補者が出なかったので、「はずです」としかいえません)。それゆえ(?)、質問にはかなりまじめにこたえていましたし、教員もふくめてその回答を投票の一つの指針にしてもいました。
それが今回の職場の投票はどうでしょう。えーい、口惜しいやら、むなしいやら、ギリギリと歯がみしたくなります。人気投票をやって、それで何かがなせるのであれば、大仰な「○○委員会」など不要です。第一回であり、準備不足であり、もっといえば稚拙であり、とってつけたアリバイ投票のようなものでかたづけてしまったことは、運営に関与した方々の投じた労力に反比例して、いかにも味噌をつけたとしか表現のしようがないでしょう。
オイラから、あの「×」を全員につける快感をうばったやつらが憎たらしい……結局はそこか (--)ム!
【院教務】学生室の方へ電話。ICカードリーダの設置について、オイラの基本的な態度をおつたえする。
※学生の個人情報の保護がいちばん大切でしょう。教員の授業の自由など、まったく具体的につながらない。
【院教務】修士論文のあつかいについて、研究科長と最終的に協議。
【院教務】同上。確認事項を学生室の方へメールで送付し、教員に一斉送信していただく。
【授業】副査をつとめる卒業論文をようやく主査から受領。
※提出日から2週間以上がすぎている。不条理であるとしか思えません。
【授業】同上。口頭試問の日程を作成 → コース助教の先生にメールで報告。
【授業】同上。学生室のカウンタで試問の会場にする部屋を物色 → 3318演習室をゲット。
【院運営委員】専攻長の先生より、二次募集の受験者がいることをうかがう → 研究分野での面接の人員を協議。
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