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病状

2009年で初の有給休暇をとった今日は、総合病院へいってきました。というより、昨年中に検査をこの日にやることをきめていて、そのために授業を休講にし、届け出て休んだ、というほうが正確でしょう。検査は、3D-CT, すなわち、三次元化してみることのできるコンピュータ断層撮影です。そして、撮影部位は頭頸部、造影剤をつかって血管をうきたたせました。

これだけでおわかりの方もいらっしゃると思います。

昨年の11月中旬にうけた脳ドックの結果、オイラには脳動脈瘤のあることがわかりました。この結果をもらったのは、12月中旬のことです。それから、ドックを受診した場所ですすめられた開業医さんのところへゆき、MRI の写真を説明してもらいました。自分の眼にも瘤のあるのがわかりましたので、存在をうたがう余地はありません。ただし、開業医さんのお話では、位置が微妙なところにあり、その特定のためには 3D-CT が必要である、とのことでした。どのようにしましょうか、とたずねられても、すぐにはどうにもこたえられなかったこともあり、未破裂動脈瘤の位置を特定することにしました。開業医さんのところではできないとのことで、総合病院に予約をとり、紹介状を書いてもらって初診にでかけたのが12月の教授会の日、やはりMRIの写真をみて、年末休暇やら年始の連休やら職場の仕事やらを避けて予定をさぐったところ、検査が今日になったということです。

検査じたいは10分くらいでしたでしょうか。でも、病院というのはどこでもそうですが、待ち時間が長いです。脳神経外科はとくに長いみたい。予約の時刻よりも早くいって、後診察をおえ、会計をすますまで2時間半ほどがすぎました。つかれた C=_(-o-)_

3D-CTの画像を見せてもらった第一印象は、異形のもの、です。素人のオイラにもわかる、突起のような存在が動脈瘤です。位置は開業医さんが可能性を指摘した眼動脈でなく、ドックの診察のほうにちかい内頸動脈でした。破裂すれば、確実にくも膜下出血です。担当医さんからは、部位の問題(頭蓋骨底ちかくの小さな骨の突起のある場所)、大きさの判断、治療の種類(開頭手術によるクリッピング、または血管にカテーテルを入れてつめものをする治療)、破裂の経験値(破れにくい場所ではある)など、オイラからした質問への回答もふくめて、懇切ていねいにお話しいただきました。ただし、さてこれからどうするというところは、自分できめなければなりません。これがなかなか……。

優柔不断といわれそうですが、自分のことでもなかなかきめられないものですね*。

※ここに書いたということは、文字化のカタルシス以上に、だれかにことばをもらいたい、というあさましい思惑がないともいえません。弱いなー、自分。

【授業】「イギリスと日本」の講義ファイルづくり → いちおうの完成。

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Comments

K2さん、お体をお大事に。

ご健康がまもられますように。

Posted by: としひこ@バーミンガム | Wednesday, January 14, 2009 07:19

としひこ@バーミンガムさま

あたたかい友情に感謝します。

自分の身にこんなことがおこっていようとは、まったく想像していませんでした。受け身をとるすべもなく、投げとばされた感じがします。びっくりとどっきりが交錯して、まだ不安定なまま。ようすをみながら、決心せなばなりません。

Posted by: k2@コメント | Friday, January 16, 2009 08:31

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