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遅ればせながら、静岡地震のことなど

8月11日の地震にはおどろきました。退院して自宅で眠った最初の夜(というか、明け方)のことでしたし、ふだんは低血圧で寝起きの悪い上の息子がはね起きて、「なんじゃこりゃー」と叫んでいましたし、ふだんはおっとりとした下の息子が、「こっちへおいで」といったらふだんの数倍のすばやさで逃げてきたほどです。揺れがおさまったあとに家のなかを点検しますと、落ちたもの、うごいたもの、倒れたものが確認できました。発表のあった「震度6弱」または「震度5強」ほどの揺れかどうかはさておき――体感的には震度4くらい。幼稚園にあがる前に自宅の2階から逃げだした地震、中学校の教室で瓦が落ちてくる恐怖を味わった地震のほうが揺れも恐怖感も大きかった――、強い揺れがきたらいまの住まいはこうなるかもしれない、という警戒心をいだかせたのはたしかです。

職場の部屋に入ったのは、地震後、10日をすぎた時点でした。もちろん、発生した当日に事務の方にお願いして部屋の状況を確認してもらってはいました。デスクトップPCとその上のレーザプリンタ、冷蔵庫の上のコーヒーメイカ、大学院のころからつかっている大学生協の本棚ラック(2)などの落下あるいは横転を覚悟していましたけれど、確認のメールによれば、なんとほとんどがぶじな状態とのことでした。ラッキーと思いつつ先週の土曜日に部屋に入ったですが、それは短時間のこと、今週に入って職場復帰を果たし、本格的にいつもの仕事をしてみたところ、やはり、いくつかの違和感は拭えません。つまり、地震前後で多少ともモノが落下していた/うごいていたです。

◆落下物一覧
○10冊前後の本
二重に書架に並べていたもの。とくに、大学生協の本棚ラックにあったものは、二重にする余裕が奥行きにないところへ無理やりにおいていたため、ほとんどが落下したようです。確認をお願いした事務の方が一部をもどしておいてくださったので、10冊前後より多い可能性もあります。
○紅茶や砂糖などを入れておくポット
いくつかならんでいるもののうち、一つが落下の衝撃によって取っ手がこわれてしまいました。全体として、オイラが職場の部屋でこうむった物的な損害はこれだけのようです。
○CD数枚
書架の手前の空間に積んでおいた英語教材のみ。

◇うごいていたもの一覧
●物品棚
本来は2段を積みあげて設置する種類のものですが、かなり古かったために倒壊の不安に襲われ、ずいぶんと前から一つずつ別置してありました(正解でしたね)。そのうち、授業用のノートPCやプリンタのトナー、抜刷などを入れてあったほうが、微妙にうごいていました。もう一方は重心も低く、いただいた本をいれてあるもので、こちらは微動だにしなかったようです。感謝の意は地震などはものともしない (^_^)
●ブラウン管のテレビ
うごいたことがもっとも明瞭なのが、重心バランスが前にかたよりがちなブラウン管テレビです。のせてあった台が縦方向にもう少し短かったなら、おそらく落下していたでしょう。部屋に入って最初に気づいたのがこれでした。
●レターケース(2)
一つは台から落下しかけていました。重量は軽いものですから、落ちても被害はすくなかったように思います。
●書架の本
どれもすこしずつ、書棚の前のほうへうごいていました。もう少し揺れが長く、大きかったなら、かなりの数が落下していたものと思われます。書架のすべての段の本を奥まで押しこみました。さらに、今日は業者さんにお願いして、書架の固定の強化をしてもらうことにしました。

◎残された思案のしどころ
■ロッカーの上
重いものを上にもってゆくのはよくないとわかっていますけれど、季節もの=扇風機やストーブはどこにおいたらよいのかしらん。

今回の地震は、東海地震の本番にちゃんとそなえておくようにと、幸運の女神(fortuna)がプロデュースしてくださった予行演習のように思えました。その瞬間へのそなえをおこたるなという警告とうけとめたいです。亡くなった方もいたのですから、冗談めかして軽くかたづけるわけにはいきませんし、この練習の成果をしっかりといかしてゆかねばなりません。

8月24日の業務
【書類】総務室へ、人事記録を訂正して提出。
【運営(院)】学則改正案を研究分野所属の教員にメールへの添付ファイルで送付
【運営(院)】同上。メールボックスで印刷物を配付。

8月25日の業務
【授業】英米文化論のレポートを受領。

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