ブラウザ放浪記
あたりまえのことですが、PCでウェブサイトを閲覧するのに不可欠なのがウェブブラウザです。そういうことさえしらなかったインタネット黎明期、1995年ころにキャノンゼロワンショップ豊田店*からとどけられたマック(機種はパフォーマだったように思いますが、型番は忘れてしまいました)を起動させてみたところ、Netscape 2 というソフトがあらかじめ入っておりましたが、しかし、LANケーブルもアナログモデムも接続させていない状態では、どうにもなりません。何のためにあるのか、さっぱり不明なまま、ほうっておいた記憶があります (*^^*ゞ
※アップル社のマッキントッシュは、たしか、キャノンだけで売っていたですよ(「だけ」には自信なし)。ですから、つかっていたプリンタもキャノンでした。
しばらくして学内のLANが整備されてウェブサイトが閲覧できるようになりました。ここまでの話の流れからして、ブラウザはネスケ以外にありえませんが、そのとおりです。静岡へ職場をうつしても、こういうもの=マックをつかいつづけていましたから、ブラウザもつかいなれたネスケのままでした。ネスケには composer なる簡便な HTML エディタが附属していたのが絶妙でして、いまものこる「栗ゼミのホームページ」はほぼ全ページがこいつによる制作物です。
そうこうして遅いマックで遊んでいるうちに、世間では Windows が全盛の世の中になり、一時は7割をこえるシェアをもっていたといわれる Netscape は Windows にマイクロソフト社が標準でつけた Internet Explorer に駆逐されてゆく運命をたどりました。オイラがアクセス解析をはっているページをおとずれてくださる方々をみますと、IEは過半数の訪問者のブラウザであり、一方のネスケは0.5%にもなりません。後者の数字は自分で動作確認をするのにアクセスしている数字をふくみますので、事実上、かぎりなくゼロにちかいでしょう。
マックでネスケをつかっていたオイラは、2000年ころから徐々にPCを Windows 系へと移行させはじめましたが、ブラウザだけはネスケ(6とか7とか)をつかいつづけました。ブックマークの移行が簡単でしたし、操作の慣れもありました。ウェブサイトの更新も、ですね。ネスケ日本語版がヴァージョン7.1でとまると、しばらくあいだをおいて(ウェブサイトの更新もお休みになりましたし、そろそろウェブログの時期になってきていました)、Opera をためし、これが何となく相性が悪いと感じ、Firefox をつかいはじめるのが2005年のはじめくらいでしたでしょうか。ネスケとおなじ Gecko エンジンだったのは、偶然なのか、使い勝手からの必然なのか、よくわかりません。これいらい、火狐のヴァージョンアップにつきあいつづけ、いくつかのアドオンを利用し、IEを無視しつづけています。タブブラウズがつい最近のヴァージョンアップまでできなかったIEは、いろいろとリンクを同時に表示しておくオイラにとって、それだけで標準のブラウザとしてつかえませんでしたし、タブブラウズのできるようになった今も、動作の鈍重さ=メモリを食うし、CPUにかける負担も重く、ウェブサイトを開くまで火狐や Google Chrome にくらべれば体感的に5テンポくらい遅くなってしまうところは、「つかえない」と判断させるに充分です。手持ちの最速のPCである Toshiba Qosmio F40 でもそうなのですからね。
結局のところ、IEは、IEしか対応していないサイトをおとずれるときしかつかいません。IEなんて、ふつうのウェブ閲覧になぜ利用しつづけられるのだろう、というのが正直なところです。ネットブックのような非力なPCでは、なおさらこの差は大きいでしょう……、というより、非力なコージーンで充分に経験しました。ハードの非力さ、不便さは割り切ってつかい、必要なら切り捨てたり、はじめから手をださなければよいと思います。しかし、ソフトの不便さはタチが悪い。とくに、はじめからあるヤツはね ( ̄‥ ̄)=3
職場のサイトが Google Chrome に対応していないのはなぜでしょう。
10月17日の業務
【授業】3512教員室の掃除。
【WERC】特別講義をお願いした先生に、日程と謝金についてメールを送信。
【WERC】研究科特別講演委員の先生に、謝礼について確認のメールを送付。
10月18日の業務
【国際交流】ニューカッスル夏期語学研修参加記原稿の校正(未了)。
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