立冬の日
週のはじめが寒かったので、週末はむしろ小春日和のあたたかさを感じる気がします。されど、昨日か今日が立冬とのことです。これからいよいよ寒さが本格化してゆくのでしょう。南国育ちではないけれど寒さに極端に弱いアタシにはちょっとつらい季節になってきます。こういうときこそ、いやなことはできるだけ視界の外へおくりだす力技や、万が一に入ってきても華麗にスルーする技術が必要ですし、好きなことは十二分に享受する余裕も身にまとっておきたいところでしょう。
好きなことといえば、やはり、あたたかいコーヒーの美味しい季節になってきました。自分で淹れるコーヒーも酸味を抑えて苦味を生かすために硬水をつかうようになってから、いちだんと楽しめるようになっています。回転刃の豆ひきでなく、挽き臼方式のミルがあるとなおよいです。手持ちの電動ミルはカッターですし、全自動のコーヒーメーカもそう。じつは大学院生のころからつかっている手動式ミルが挽き臼式ですが、めんどうといえばめんどうで、ついつい電動式を頼ってしまいます。なにせ手動式の挽き臼ミルはすと、時間もかかりますし、粉うけが小さく、はずれやすいため、集中していないと、せっかく挽いた粉がこぼれてしまうときもあるからです。だからこそ、余裕が必要なのですよ。挽いている最中にでてくるコーヒーのすてきな香りはたまりません。舌だけじゃなくて、五感で目一杯に楽しみたいじゃないですか。
昨日はそうしてお昼にコーヒーを飲んだあと、夕方はスタバへいきました。たいていのコーヒーショップでは自分のタンブラで注文すると値引きをしてくれます。もちかえりのときはこちらのほうがあたたかいままのコーヒーを飲めるので、例のサーモス社の携帯マグが活躍してくれる場面です。コーヒー新年度の10月1日からはじまった“Bring My Cup”キャンペーンは11月3日でおわっちゃったんだよなぁ、と50円引きから20円引きにもどっているのをちょっぴり残念に思いつつ(せこい)、グランデ・エクストラホット・ラテを注文しました。ところが、あとからレシートを確認すると50円引きになっているではありませんか。たとえ何かの勘違いであっても、ああ、こういう小さなしあわせも十二分に享受しておきましょう。
ちなみに、なじみのバリスタさんがスタッフでひとりだけマスクをしていたのが、ちょっと心配です(ツイッターで報告済み)。
【授業】「イギリス社会史研究」の予習。
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