清水っ子
最新号の史学雑誌に掲載されている研究ノートに刺激されたわけではありませんが、昨日の「イギリス社会史研究」のなかで、義賊(ルイ・マンドランやイギリスの追いはぎ、あるいは南塚さんのご研究)の話から地域のアイデンティティの話になりました。で、ぶっちゃけた話、たずねられたのが、「清水の次郎長って義賊ですか」「次郎長さん、好きですか」。
あまり記憶がさだかでないですが、幼いころから高校卒業するまで、清水のお祭りイヴェントといえば、初夏の七夕、お盆前の港祭り、年の瀬の秋葉山(あきわさん)だったように思います。なかでも、港祭りには、たしか次郎長一家に扮した人が歩きまわる「次郎長行列」というのがあったはずです(ひょっとしたら、七夕だったかもしれない。とにかく、冬の秋葉山ではなく、夏のどちらかでした)。確実に一度はみた憶えはありますけれど、複数回はないような、じつに曖昧な行列ですが、名前だけはまちがいありません。
つまり、名前には次郎長がついていますけれど、個人的に何の感慨もおぼえない、ということになりますかね。というわけなので、学生さんに答えたのは、「両方ともノー」です。任侠と義賊は似ているようでちがいますし、農家の次男坊(=農業の隙間産業であった精米を営んだ)の孫には粉挽き屋メノッキオに愛着はわいても、マンドランやロビン・フッドは愛せないな、です。
いつものようにオチはありません。
11月15日の業務
【書類】年末調整書類の作成。
11月16日の業務
【授業】「イギリス社会史研究(院)」10:40~12:10
【紀要編集】投稿希望者から投稿に必要な書類の問いあわせ → 添付ファイルで送付。
【紀要編集】原稿を受領(2名)。
【ゼミ】卒業研究のガイド文についてコメントを送付。
【書類】年末調整書類を、総務室の方へ提出。
【原稿】「ことばと文化」の原稿を提出。
11月17日の業務
【会議】教授会 13:40~16:50
【会議】研究科委員会 17:00~17:30
【紀要編集】原稿の受領。
【紀要編集】表紙(目次)・裏表紙(英語の目次)・奥付のファイルを作成。
【有給休暇】静岡厚生病院にて診察。
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