思い出せない味
休日ウェブログには記しましたが、先日、尚さんと買い物にいったスーパーでイルカ(海豚)の切り身を見かけました。CiNii などを検索していただければわかりますが、民俗学または人類学的な調査報告書にもあるとおり、静岡県はイルカ食の地域です。それで、どうやって食べるかといいますと、刺身、ソテー、みりん干し、煮物といったあたりでしょうか。母はあまりイルカを料理しなかったですし、名古屋へいってからはイルカ肉そのものが入手できず、静岡の地にもどってきてからは主要な料理の作り手は尚さんになってしまいましたから、イルカを食べる機会はおろか自宅でイルカ肉を目にすることすら、皆無になってしまいました。
ひさしぶりにイルカ肉を見かけましたので、それいらい何度か、イルカの煮物の味を思い出そうと試みています。祖母がつくってくれたイルカ料理の記憶をたどろうにも、もう40年近く前のことですから、さっぱり ヽ(。_゜)ノヘッ の状態です。あの古びた小さな鍋で、あの黒っぽい色で、噛んだ感じはクニクニで……くらいまでは何とかなるですけど、どうにもこうにも味がよみがえりません。血抜きは絶対に必要な肉ですから、それをサボったときには確実に生臭かったかもしれないけれど、それは味覚でなく、嗅覚の問題でしょう。いったいどういう味だったのかな。
いま食べたいかとたずねられたら、ひくでしょうね。きっとドンビキです。ということは、ひょっとして、祖母のイルカの煮物の味とは、どうしても思い出したくないトラウマのある味だったりして (O_O)
12月11日の業務
【授業】「イギリスと日本」9:00〜10:30
【授業】「原典講読」10:40〜12:10
【授業】「英米文化論」「イギリスと日本」の講義資料・講義レジュメを作成 → ウェブ学習支援システムと講義用ウェブログに登載。
【授業】Office Hours 16:20〜17:50
【紀要編集】執筆者の方から、抜刷の納品を早めてほしいとの要請あり → 印刷業者さんに確認。
【PC実習室運用】実務を担当してくださっている先生からメール2件:プリンタと機器更新 → 返信。
【PC実習室運用】実習室の機器更新についての教授会報告事項を、企画調整室の副参事の方へ通知。
12月12日の業務
【授業】3512教員室の掃除。
【紀要編集】抜刷納品の早期化にたいする提案を、委員会の先生方にメールで送付。
【WERC】ウェブ制作とホスティング契約について、業者さんにメールを送付。
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Comments
静岡地方では、いるか肉はスーパーで売っているという話を耳にしたことがあります。食べる人だけが食べ、食べない人はまったく食べない肉というイメージがします。給食に出てきたクジラの大和煮のイメージはまだ残っています。
Posted by: 野良恵門 | Sunday, December 13, 2009 20:34
野良恵門さま
おひさしぶりです。ひょっとして、改名なさいましたか。
給食のクジラの大和煮はあったような、なかったような。缶詰めはおぼえています。いくら静岡でも、給食にイルカはでませんでした。
職場の近所の飲み屋でも、イルカ肉の料理があります。まさに、食べる人だけが食べる酒肴です。
Posted by: 栗田和典 | Tuesday, December 15, 2009 10:41