わかってないなぁ
オイラが学生のころ、授業の種類には「西洋史学特殊研究」「西洋史学演習」「西洋史学史料講読」くらいしかありませんでした。ようするに講義、演習、講読だけですね。この3種類の単位数がきめられていて、○○先生と□□先生と△△先生の講義をとってうめてゆくわけです。さらに、おなじ先生のおなじタイトルの講義でも、単位として認められました。ですから、専門科目についていえば、成績表にはおなじような名称がならんでいます。勉強したくないのは勉強しなくてすむ、おおざっぱといえばおおざっぱな、おおらかでのんきといえばたしかに、そして、何よりも自由なカリキュラムでした。
いまの職場のカリキュラムはまったくちがいます。授業科目の分類はもうすこしこまかいですし、授業科目名そのものも、それだけで内容があるていどは想像できるものにしなければなりません。「西洋史学特殊研究」でとおっていたものが、たとえば「イギリスと日本」みたいにしなくちゃならないでしょうし、それができないのなら、科目要項(シラバス)で、目的、概要、毎時の計画、成績評価方法などを記述しておく必要があります。一方、分類された授業科目は、それぞれに必要な単位数がきめられており、○○と□□とで△△分類の単位をとり、●●と■■とで▲▲分類の単位を……とやってゆきます。誰のどういう授業をとったというよりも、この分類のこの授業というのが優先されるような感じでしょう。
じっさいに講義をやるほうの感覚はあまり変わらないのですが、受講する学生さんたちにとっては、かなり異なった受けとめ方になります。講義の種類を示す枝番号がちがえば、それだけで選択肢の数の増減があるわけで、勝手に閉講などされたら困ってしまうでしょう。
昨日の会議でかなりのヴェテランさんは、おなじような名称の講義はあるので減らしてかまわない、とのたまわっておりました。枝番号がちがうのに、減らしてかまわないといえる理由が、さっぱりわかりません。また、べつのヴェテランさんは、こちら講義がひらかれていないので、おなじ名称の講義のほうを前後期とも廃止して、とくり返しておられました。「こちらの講義」と「おなじ名称の講義」とは分類がちがうので、どっちかを廃止したら、すなわち学生さんの選択肢が減ることになります。ご自分の負担が増えないようにするのは大事でしょうが、それだけでやりくりするのは、学生さんを無視した教員のエゴにすぎないのかも。
Who understands ill, answers ill.
12月1日の業務
【会議】コース会議 16:30~17:20
【会議】判定教授会 17:30~17:45
【授業】「英米文化特殊研究」「英米文化論」「イギリスと日本」「原典講読」の講義準備。
【PC実習室運用】副委員長の先生とプリンタの更新について立ち話。
【書類】昭和堂へ必要書類をfax送信。
12月2日の業務
【ゼミ】幹事ゼミの先生へ、報告者などの連絡メールをお送りする。
【ゼミ】卒研相談:題目の変更&学位記の表記確認書類を手渡し。
【国際交流】企画調整室の方へ、次回からの委員会出席をメールでお知らせする。
※前期のあいだは病気のために欠席を認められていました。
【国際交流】ニューカッスル組に夏期語学研修の写真の再送付をメールで依頼。
【コース紀要】初校の校正。
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