治療方針
火曜日に受診のため、病院へいってきました。執刀してくださった先生が異動されたあと、あらたに着任された先生の最初の診察です。前夜はやや緊張気味になり、何度か中途覚醒してしまいました。なにせ、執刀医の先生は「手術を望んでいるとつたえてはおきます」とおっしゃっていましたから、いきなり「左側はいつにしますか」とたずねられたりしたら、 どのように答えたらよいでしょう。すべてが順調におわったオイラはとても幸福な患者であったとはいえ、手術によって心身ともにかなりのダメージをうけるとわかりましたので、こころの準備がまだできていないです ヾ(^。^*)まぁまぁ
これまでの経験では、脳神経外科の外来はいつも混雑していました。というよりも、この病院そのものが、駐車場に入るところから混雑していて、駐車待ちの自動車が玄関をとおりこして、正門の交差点までならんでいることもあるほどです。今回も駐車場に入る列は長く、予約時刻に間にあいそうもなかったので、尚さんに予約確認をお願いしました。ただし、こうやって予約時刻どおりに入っても、診察は1時間くらいあとというのが相場でして、今回も10時の予約なら11時をすぎるかなとしっかり読書材料をもちこんでいます。
ところが、待合のソーファにすわってものの10分もすると、「栗田さん、○番へどうぞ」と呼ばれるではありませんか。そういえば、まわりに待っている患者さんの姿も多くはありません。おっとっととせかされるように診療室へ入ると、あたらしい先生が待っていらっしゃいました。執刀医の先生とくらべるとやや細身の先生です。オイラの三次元CTとMRIとカテーテル検査による画像を見ながら話がはじまり、7月におこなった右側の手術は、部位として手術の判断をして「正解」であったとほっとするようなお話もありました。尚さんも、いつになく話に積極的にかかわっているようでした。
さて、やはりしなければならないのが、のこっている左側です。この病気の治療は、ご存知のとおり、血管をクリップするか(開頭手術)、血管にコイルをつめるか(カテーテル)のどちらかです。第三の選択として経過観察もありますが、これは治療ではないでしょう。じつは、左側がドックでみつかった部位でしたけれど、大きさや部位から判断して、2回目の三次元CTでみつかった右側を先に手術したのでした。さらに、左側の部位はいわゆる手術の難所です。骨を削る必要がありますし、視神経にきわめてちかい。一方で「やぶれにくい箇所ではある」ので、前任の先生からも「術者によって判断がはっきり異なる」し、「経過観察もあるかもしれない」と聞かされていました。けれども、オイラは、この箇所のために頻繁な中途覚醒に悩まされたり、ひとりでいるのが恐くなったりしたのであって、治療を望み、それもまた恐くてたまらないけれど、手術を選択してきたわけです。ここで「経過観察」にでもなったりしたら、右側の手術が予防措置として意味をなくしてしまうような気もします。悩ましいところです。
あたらしい先生は、想像していたとおり、前任の先生とは異なる見解をもっていらっしゃいました。治療方法は部位におうじてすみわけるべきであるとおっしゃり、お世話になっている病院ではずっとおこなってこなかったカテーテルによる治療を提案されました。すくなくとも、セカンド・オピニオンを聞くべきである、と。
というわけで、まだ悩ましく、べつの病院で診察をうけてきます。ただし、このようになるのではないかという予感、このように進行してほしいというかすかな思いがなかったのではありません。まだ恐いけれども、しっかり向きあうつもりです。
【授業】「英米文化特殊研究」10:40~12:10
【授業】「英米文化論」13:00~14:30
【授業】「英米文化特殊研究」のレポート課題について質問にきた学生さんに対応。
【紀要編集】印刷業者さんから確認のメール → 返信の電話。
【紀要編集】再校済みゲラを受領していない先生方にメールを送信。
【会議】コース助教の先生とコース会議の議事録を点検。
【FD】授業評価アンケートの実施を、学生室の方に相談。
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