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大学院特別講義

つぎのような特別講義を開催しますので、興味のある方はご参加ください。

日時:2010年1月7日(木)13時より

場所:静岡県立大学国際関係学部棟3階 3314講義室

講師:長井 伸仁 氏(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・准教授:近現代フランス史)

講義題目:19世紀のパリにおける地方出身者

地方出身者が人口の過半を占めていた当時のパリで、彼らがどのようなコミュニティ(同郷会など)を形成していたのか、外国人と地方出身者のあいだの線引きはどのようなものだったのか、入移民は貧困に陥ったり犯罪に手を染めたりしやすいというイメージが一般にはあるが、パリの場合はどうだったのか、などについてお話をしていただきます。

長井先生の略歴・業績は、http://pub2.db.tokushima-u.ac.jp/ERD/person/60569/profile-ja.html

この講義は、静岡県立大学大学院国際関係学研究科「広域ヨーロッパ研究センター」の2009年度事業の一つでもあります。「東欧革命20周年のヨーロッパ」を共通テーマとして開催する講演会・研究会・ワークショップのなかで、「広域ヨーロッパの移民問題――人の交流と社会統制」にあたるものです。

当日の講義は、「英米文化論」の時間帯になりますが、後期の授業でふれたヨーロッパからの移民にたいする合衆国の反応とも関連します。外国研究には比較の視点が欠かせません。英米文化コースの学生だからフランスには興味がない、ではなく、だからこそ、英語圏以外の国・地域、そしてさまざまな社会に興味をもってください。

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