さらば、初代ポメラ
一昨年の11月に購入したキングジム社のポメラ(DM10)を、ちょっとしたメモ書きをはじめ、会議の議事録や史料の転記、原稿の下書きにもつかってきました。おなじ用途にはノートPCはもちろんのこと、EMonster やらドコモのケータイ(おニューの SB-02B にもようやく慣れてきました)やらもあてることもあるですが、こと携帯しやすいキーボード付きのマシンという点では、ポメラに勝るものなし、でした。
その愛すべきポメラを手放すことにしました。どなたかにさしあげてもかまいません。
というのも、2代目のポメラ(DM20)を先ごろに入手したからです。この2世ポメラくんは、ただたんに液晶画面が大きくなったり、1ファイルあたりの文字数が増やされたり、QRコードが採用されたりしただけではなく、こまかなところに改良のあとがあります。たとえば、フォルダを階層化してファイルをあつかえるようになりましたし、電源を落としたときのカーソル位置の設定もいくつかの選択が可能です。たとえば、懐かしいかつてのワープロ専用機のように、前回に作業をやめた画面のそのままから、すぐに再開させるようにも設定できます。PCのスリープにも似ていますが、バッテリの消費はありません。よくぞもどってきてくれたとほめてやりたい機能でしょう。
さらにくわえて、今回の改良の最高の小技ともいえるのが、メニューをたどってゆくときの操作です。初代では、メニューは左から右へ、上から下へしかたどれませんでした。マウス操作を主体に、たとえば Apple 社の Mac を考えるなら、何をあたりまえのことを、とお感じになるかもしれませんが、じつはこれってキー操作にクセのあるアタシには苦手なことです。いちばん左からいちばん右へとうごくとき、左矢印キーを1回だけ押せばいける、おなじように、いちばん上からいちばん下へとうごくときには、上矢印キーを押すといける、という操作が、ポメラでもできるといいなとずっと思っていました。そして、2代目ではみごとにそれが実現されています。おもわぬ収穫でした。
エスパルスカラーの初代ポメラ、どなたかひきとってくださいませんか。同系色のソフトケース(じつは電子辞書用)もおつけしますよ。
【授業】「英米文化論」の成績評価。
【紀要編集】3校=最終校の点検。
※書けば1行ですが、それなりに時間がかかります。執筆者に確認しなければならないことも、いまさらでてきたりして。
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