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打ち逃げ

昨年度の後期から導入されたウェブ学習支援システムには、出席点検装置もいっしょについてきました。この機械は学生証にしこまれたICカードの情報を読みとるもので、履修登録している講義室で何時何分に学生証を機械にかざす動作をしたかという記録を、それこそ厖大に、延々とつらねてくれるありがたーい代物です。

まあ、アタシのような下っ端はその記録じたいを見ることはほとんどなく、機械が整序してくれる受講生ごとの出欠記録をたまにながめるくらいでしかありません。だいたい、語学以外の授業で出席を重視しようとは思いませんし、でてきたくなければどうぞでてこないでくださいと、「売り言葉に買い言葉」的な考えでいますから、どうでもよいことです。毎回出席していたのになぜ合格しないのか、などと見当外れなクレームをつける学生さえいなければ、アタシはもっと幸せでいられると信じています。

ところが、この点検装置をプレッシャに感じる学生さんもいるらしい。媒体は明かせませんが、「出席を強要されているような感じがする」との発言もあります。授業になんてでるのが当たり前、出ない授業の単位はみずからとらないのが当然、とやせがまんをしてきたアタシの学生時代とは、ほんとに隔世の感すらおぼえました。たしかに30年弱ありますがね (^_^;)

となると、かならず登場するのが、学生証をかざす動作だけをして授業には出ないという行動をとる人びとです。学生証をかざす動作を「打刻」と呼んでいますので、こうした行動をとる人びとは「振り逃げ」ならぬ、「打ち逃げ」をしているとなりましょうか。しかも、ばれないと思っているふしさえ……。

ほとんど毎回、講義のあいだにクイズはだしますし、「どのように考えますか」と尋ねます。そういうときには名前を呼ばなければならないので、履修カードを見ているわけです。こたえてくれればチェックしますし、そのチェックがレポートのできが悪くても、「最後に救う」材料になると最初の授業でつたえています。これと比較対照すれば、「打ち逃げ」は明白に証明されてしまうことくらい想像がつかないのかなぁ。つかないとすると、ひどく想像力が欠けているとみなさざるとえません。授業にいるだけで何も応答してくれない場合にも、遠慮なく×印をつけるので、「打ち逃げ」だけじゃないかもしれませんがね。

ごせっぽくないマネはやめといたほうが身のためでありんすよ。

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